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頭角を現し始めた破格のルーキー オリックス・吉田正尚

スポニチアネックス 9月20日(火)9時30分配信

 【宮入徹の記録の風景】力強い弾道に球場全体がどよめく。フルスイングといえば真っ先にソフトバンク・柳田の名前が挙がるが、オリックスの新人・吉田正尚(まさたか)も負けていない。

 ここまで放った本塁打は9本。8月18日の日本ハム戦でプロ入り1号を記録すると、そこからわずか23試合で積み上げたのだから驚く。パ・リーグ全体を見渡しても、吉田正が初本塁打した8月18日以降、9本塁打は現在37本でトップの日本ハム・レアードと並び最多。吉田正は一気にゾーンに入った感じだ。

 振り返れば、3月25日西武との開幕戦に吉田正は新人ながら1番指名打者で先発出場。その試合でいきなり2安打を放ち、能力の高さを見せつけた。ところが、腰椎の故障悪化で4月24日に1軍登録抹消。21試合に出場し80打数21安打、打率・263の成績を残したものの本塁打は1本も打てなかった。

 1軍再昇格は8月12日の西武戦。復帰後の吉田正の本塁打率(本塁打1本に要した打数)は12・8。もし1試合4打数として全143試合に出場すれば45本打てる計算になる。

 オリックスには同じ左打者で10年に33本を放ち本塁打王になったT―岡田がいる。8月30日のロッテ戦ではT―岡田が4回、吉田正が6回に本塁打し、初めてアベック弾をマークした。

 本塁打コンビといえばもちろん巨人の王、長嶋が筆頭。アベック本塁打を歴代最多の106回記録したが、2人は左打者と右打者。86回で2位にランクされる衣笠、山本浩の広島コンビはともに右打者だ。

 左打者の本塁打コンビは、最近では巨人の松井、高橋由と、小笠原、阿部を思いつくくらい。それでもアベック弾は松井、高橋由が25回で小笠原、阿部は23回。オリックスでは阪急時代に福本、加藤英が35回記録しているが、14シーズンを費やした。コンビ結成1年目のTY砲が、今後どれだけアーチの競演を見せてくれるか期待が膨らむ。(専門委員)

 ◆宮入 徹(みやいり・とおる)1958年、東京都生まれ。同志社大卒。スポニチ入社以来、プロ野球記録担当一筋。94年から15年まで記録課長。本社制定の最優秀バッテリー賞の選考委員会には、1回目の91年から25回連続で資料説明役として出席。

最終更新:9月20日(火)23時53分

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