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<オバマ大統領>「協調さらに重要」表明へ 最後の国連演説

毎日新聞 9月20日(火)21時48分配信

 【ニューヨーク会川晴之】オバマ米大統領は20日午前(日本時間同日夜)、任期中最後となる国連総会での一般討論演説に臨む。ローズ大統領副補佐官によると、大統領に就任した2009年1月から7年半に及ぶ外交を総括する内容となる。

 地球温暖化や、過激派組織「イスラム国」(IS)打倒を含む対テロ戦争など、米国だけでは解決できない課題が増えており、国際協調がさらに重要になると訴える見込みだ。

 オバマ氏は09年秋の初めての国連演説で、▽核不拡散体制の強化▽中東和平実現やテロとの戦いに勝利▽地球温暖化対策▽国際経済状況の改善--を外交の4本柱に掲げた。

 核不拡散分野では、イラン核問題を解決するため米国など主要6カ国が粘り強く交渉に当たり、15年7月にイランの核計画を大幅に縮小する包括的共同行動計画に合意しており、その成果を訴える。

 一方、シリアやイラクでISの台頭を許し、中東和平の実現も達成できなかった。また、今月9日の5度目の核実験を強行した北朝鮮について、有効な対策を打ち出せていない。「核兵器なき世界」の実現を掲げながら、今年5月に被爆地・広島を訪問した以外は目立った実績がなく、道半ばでの最後の演説となった。

最終更新:9月20日(火)21時59分

毎日新聞