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錦織が就職活動の大学生にアドバイス=「目標や夢をしっかり持って」

時事通信 9月20日(火)19時13分配信

 男子プロテニスの錦織圭(26)=日清食品=が、就職活動を控えた大学生を応援するイベントが20日、東京都文京区の中央大学・後楽園キャンパスで行われた。先のリオデジャネイロ五輪で銅メダル、続く全米オープンで4強と好結果を残した錦織は、集まった約100人の学生に向け、「目標や夢がしっかりあれば、つらいときでも乗り切れると思う」と訴えた。

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 イベントは錦織に栄養補給のゼリー飲料を提供している森永製菓が主催し、「inゼリー 錦織圭選手 就活生応援セミナー」として開催された。錦織は「自分が就職活動をするとしてもテニスしか得意なことがないので、(試験に)落ちてしまう自信があります」と前置きして笑う一方、「テニスには自信があるし、テニスを通じて自分を表現することにも自信がある。人前で話すことは最高に苦手だったが、今は慣れてきて、苦ではありません」とテニスを通じて手に入れた自身の変化について説明した。

 少年時代に松岡修造氏主催の合宿に参加し、「人前で英語を話せとか、いろいろやらされて泣かされることも多々あった」思い出も披露。「メンタルを鍛えられた。ああいう経験がなかったら、今の自分はない。好きなことや目標、強くなりたい、もっとこうなりたいというものをしっかり持ってやれば、ポジティブな気持ちになれる。そういう強い気持ちを持てば乗り切れると思う」とアドバイスした。

 イベントを終えた錦織は「これからの日本を背負っていく学生の方には勢いがある。触れ合う機会も少ないので、楽しい、有意義な時間だった」。学生生活はほとんどが通信教育で「あまり思い出せません」と言いながらも、「1人でやる勉強も(テニス漬けの毎日の中で)いい息抜きになった面もあった」と一流選手らしい集中力をのぞかせた。

 次は10月3日からの楽天ジャパンオープンで2年ぶりの優勝を狙う。「この夏はいいテニスができている。2週間調整して、優勝を目指して頑張りたい」。先の全米オープン・ジュニアで4強入りした18歳の綿貫陽介については、「フォアだけを取ったら日本一かもしれない。才能があるし、楽しみな選手」と絶賛する一方、「まだまだ全然怖くはないですね」と貫禄のコメントで笑いを誘った。(時事ドットコム編集部)

最終更新:9月20日(火)19時29分

時事通信