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【バドミントン】タカマツペア高橋の妹・沙也加、けが乗り越え東京五輪へ第一歩

スポーツ報知 9月21日(水)6時7分配信

◆バドミントン ヨネックス・ジャパンオープン第1日 ▽予選1回戦 高橋沙也加2―0陳詩盈、▽同2回戦 高橋沙也加2―0高橋明日香(20日、東京体育館)

 各種目の予選が行われ、女子シングルスで高橋沙也加(24)=日本ユニシス=が本戦に勝ち進んだ。リオ五輪出場を目指していた昨年10月に右膝前十字靱帯(じんたい)を部分断裂し、11か月ぶりに国際大会へ復帰。姉でリオ五輪女子ダブルスで金メダルを獲得した「タカマツ」ペアの高橋礼華(26)=同=を追い、20年東京五輪での金メダル獲得へ新たな一歩を踏み出した。

 期待の大器が東京五輪へ本格的な再出発を勝利で飾った。11か月ぶりの国際試合となった初戦。高橋沙は第1ゲームはマッチポイントを握ってから陳詩盈(台湾)に粘られたが、強打で押し切った。「(海外選手との対戦が)久々で、何度もどうしようと思ったけど、自分の方が我慢強かった」と崩れなかった。2回戦は高校総体準Vの高橋明日香(ふたば未来学園2年)を28分で一蹴。「スタートライン」という本戦進出を決めた。

 168センチと長身の左利きで、持ち味は攻撃力。154センチで粘りを身上とする同種目リオ銅の奥原希望(21)=日本ユニシス=とは違った武器と魅力がある。14年4月には世界ランク11位まで上げ、リオ五輪出場権獲得も射程圏だった。ところが、昨年10月の試合中に右膝前十字靱帯を部分断裂。手術後1か月の入院中は「毎日泣いて、けがを理由にやめよう」とも考えたが、最後は「バドミントンをやりたい」と意欲を取り戻した。

 金メダルを獲得した姉の礼華は、同僚で「一番身近な存在」だ。2人でお金を出し合い、母の智子さん(49)にプレゼントを贈ったり、EXILEの弟分「GENERATIONS」のライブに行くこともある。姉妹とも中学進学を機に地元の奈良を離れたため、一緒に過ごせなかった時間を取り戻すように仲良く過ごしている。姉が持ち帰ったメダルは手で触り、写真で保存。「4年間やってきたことが詰まっている」と重みを感じた。

 本戦1回戦では世界ランク21位の橋本由衣(26)=NTT東日本=と対戦する。国内復帰戦の全日本社会人(2~7日)で3位に入ったが、動きは故障前に戻っていない。「一からのスタート。上にくらいつくだけ」。4年後に姉に追いつくため、着実に実力を上げていく。

 ◆高橋沙也加(たかはし・さやか)プロフィル

 ▽生まれとサイズ 1992年7月29日、奈良・橿原市生まれ。24歳。168センチ、60キロ。左利き。

 ▽経歴 富山市立和合中―高岡西高―パナソニック―日本ユニシス。

 ▽GENERATIONS愛 試合の合間でライブに行く。佐野玲於が好き。姉・礼華は同じEXILE弟分の三代目J Soul Brothersの山下健二郎好き。

 ▽豚肉好き 姉妹そろっての好物で、2人が帰省する時は「デパートで高めのを1キロ用意します」(母・智子さん)。

 ▽気が強い 野球をやらせたい父の昭博さんがグラブを買い与えたが「いらん」と放り投げた。中学の県外進学を反対された際は「お姉ちゃんはよくて、なんで私はダメなの」と猛反撃。

最終更新:9月21日(水)9時4分

スポーツ報知