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浦和・槙野は千両役者「完ぺきなゴール。ぼくはお祭り男だから」

サンケイスポーツ 9月20日(火)16時0分配信

 【No Ball,No Life】

 J1浦和のオフィシャルパートナーの一つ、株式会社セレモニー(本社・さいたま市)は、2013年から「ゴールdeセレモニー」という企画をスタートさせた。

 その企画は、埼玉スタジアムの試合で、ゴール裏のオーロラリボンアドボード(広告の電光掲示板)に「セレモニー」が表示しているとき、浦和の選手がゴールを決めた場合に、チームやファン、サポーターに、それぞれプレゼントを贈呈するというもの。

 このゴール、なかなか難しい。ボードには、23社の広告が順番に流され、90分間の試合中、セレモニーが表示されている時間は、約7分12秒だという。その間に、ゴールを決めなければいけないのだ。

 プレゼントの内容は、チームへは強化費(30万円)、そしてセレモニーが運営するスポーツバー「ティナラウンジ」の貸切権。サポーターへは、「浦和レッズのテディベア」(熊のぬいぐるみ)を10人に、そして地域貢献活動としては、埼玉県内の福祉施設に車椅子1台を寄贈する。

 第1号は、2013年10月5日の大宮戦で、MF阿部勇樹が決め、昨年9月6日、ナビスコ(現在はルヴァン)杯の準々決勝でFW李忠成が第9号を決めた。

 セレモニーでは、記念すべき第10号を誰が決めるのか、という「メモリアル10」なる予想クイズの応募を始めた。正解者の中から抽選で選ばれた人に、その選手の「サイン入りユニホーム」が贈られるという企画だ。

 その10号が、今季8月6日の湘南戦で、ついに出た。決めたのは日本代表DF槙野智章だった。槙野は試合後、「狙っていた。あのタイミングでなければ、表示が変わってしまうわけでしょ。何かで名前を残さないとね」と、してやったりの表情だった。

 9月14日、さいたま市内の練習場での全体練習終了後に、通常の「ゴールdeセレモニー」の贈呈式と「メモリアル10」の表彰式が行われた。主催者によれば、約1000人の応募があり、槙野を予想した人は63人だったという。その中から抽選で選ばれた、さいたま市内在住の女性に、槙野の「サイン入りユニホーム」が手渡された。

 「あれは、本当に完ぺきなゴールだった。ぼくは、お祭り男だから」

 ピッチ内外で、周囲を明るくする槙野。その存在感は際立つ。自他共に認めるお祭り男が、浦和を引っ張っている。

 ちなみに、これまでの10ゴールが出た試合で、浦和は全勝中。セレモニーの表示中にゴールを決めれば負けない。この“連勝伝説”がいつまで続くのか。埼玉スタジアムでの観戦で、楽しみが一つ、増えたような気がする。(宇賀神隆)

最終更新:9月20日(火)16時0分

サンケイスポーツ

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