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人工知能と吉本若手芸人 大喜利対決 千原ジュニア「これはやばいな」と危機感

産経新聞 9月20日(火)18時19分配信

 人工知能(AI)とお笑い芸人が大喜利で対決する「緊急会見!人工知能の出現で脅かされるお笑い界!~どうする?どうなる?お笑い芸人~」が20日、東京都渋谷区のよしもと∞ホールで開かれ、芸人側が敗北する波乱があった。

 対決したのは、お笑い用AI「大喜利β(ベータ)君」と、若手お笑いコンビ「ニューヨーク」の嶋佐和也(しまさ・かずや)と、屋敷裕政(やしき・ひろまさ)。審査員は、お笑い芸人の千原ジュニアと、同イベントをよしもとクリエイティブ・エージェンシーと共催したIT企業「ワークスアプリケーションズ」の牧野正幸CEOが務め、千原ジュニアが「お題」を出す役目も務めた。

 ニューヨークの2人は、千原ジュニアから「負けたらコンビ名を『ニューヨーク』から『シリコンバレー』に改名を」とプレッシャーをかけられ、AIと対戦。「こんな東京五輪はいやだ」のお題に対し、AIは「聖火の代わりに千葉燃やす」と回答し、会場に集まった約100人の観客を笑わせた。この答えには、千原ジュニアも「すごい(過激な)こと言いますね。まさに炎上や。人間なら言い出した方が燃やされますよ」と驚いた様子。ニューヨークの2人は「(テニスの)錦織選手が遅刻で失格」と答え、AIとのあまりの落差に、会場は微妙な空気に包まれていた。

 「大喜利β(ベータ)君」を開発したIT企業「わたしは」の竹之内大輔CEOによると、一つのお題に約5秒で60もの回答を出せるという。結果は5対3で、AIの勝利。お笑いの本職がAIに敗れるという失態に、嶋佐は「(人工知能ができない)顔芸を磨こうかな」とポツリ。屋敷も意気消沈していた。

 AIのお笑いのレベルについて、千原ジュニアは「これはやばいのがでてきたな…」と評価。「来週の僕のライブに一緒に出てもらえませんか?」と提案する場面もあった。

 イベント終了後、千原ジュニアは報道陣の囲み取材に、「人間が言ったら(お客さんに)ひかれてしまうようなコメントもAIが言うとひかれない。なかなかの打率で、不思議な感じでしたね」と、AIの実力に感じ入った様子。ニューヨークの2人は報道陣からの「改名ですか?」との問いに、「もう少しこの名前でやらせてください」と懇願していた。

最終更新:9月21日(水)2時24分

産経新聞

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