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北朝鮮、新型エンジン燃焼実験に「成功」 長距離弾道ミサイル用か

産経新聞 9月20日(火)21時50分配信

 【ソウル=名村隆寛】朝鮮中央放送など北朝鮮メディアは20日、北西部の東倉里(トンチャンリ)にある「西海衛星発射場」で、金正恩朝鮮労働党委員長が指導し、「新型静止衛星運搬ロケット用大出力エンジン」の地上燃焼実験が行われ、「成功した」と伝えた。日時は不明。

 韓国軍合同参謀本部は「分析が必要」としながらも、「長距離ミサイルに使う高出力の新型エンジンの性能試験」とみており、事実上、将来の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に向けた実験とみられる。

 エンジンは「初めて開発」されたもので、推力は80トン。燃焼実験は200秒行われた。エンジンの「完成」で「国家宇宙開発5カ年計画」の期間内に運搬ロケットを完成できることが保証された、としている。

 金委員長は「さまざまな用途の衛星をさらに多く製造し打ち上げ、わが国を数年内に静止衛星保有国にするべきだ」と述べ、「打ち上げ準備」を速やかに終わらせるよう指示した。

 北朝鮮は2月、「衛星打ち上げ」と称し、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型を発射。今月9日の5回目の核実験に続き、長距離弾道ミサイル発射を続ける構えだ。

最終更新:9月20日(火)21時50分

産経新聞