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くるり<京都音楽博覧会>、悪天候で途中終了も大盛況。桜井和寿&くるり「シーラカンス」披露

BARKS 9/20(火) 23:59配信

くるりが、9月18日(日)に<京都音楽博覧会2016 IN 梅小路公園>を開催した。

◆<京都音楽博覧会2016 IN 梅小路公園>画像

彼らにとって大切な場所と言える地元・京都から、2007年の初開催より独自の音楽文化を発信し続けてきた音博。くるり/Tété/矢野顕子/Mr.Children/QURULI featuring Flip Philipp and Ambassade Orchesterが出演し、大盛況のうち終了した。

12:00、まずは例年通り、くるりの岸田と佐藤による開会宣言がおこなわれた。初回の2007年より大きく発展したこの梅小路公園は、2012年3月には京都市初の本格的な水族館「京都水族館」がオープンしたほか、2016年4月には、日本最大級の鉄道博物館「京都鉄道博物館」がオープンしている。ちなみに、先日リリースされたくるりのオールタイムベスト『くるりの20回転』のジャケット写真などが撮影されたのも、この京都鉄道博物館である。

開会宣言の後、ステージへ呼びこまれたのは、ドラマーの森信行だ。そして1曲目に繰り出されたのは「東京」。雨天模様の中、デビュー当時のメンバーによるファーストシングルで記念すべき10回目の京都音博がスタートした。その後も「虹」「さよならストレンジャー」他、バンドの初期を支えた5曲を披露。奏でるシンプルかつ重厚なバンドサウンドに、会場に集まった12,000人の観客も釘付けとなり、トリオ編成こそがくるりの原型であることを改めて見せつけると共に、時折3人が見せる表情に当時の記憶がよみがえる心温まるステージとなった。

続いて、セネガル出身のフランス人シンガーソングライターTétéが、4本のアコースティックギターをバックにステージへ1人で登場した。フォーク、ロック、ブルースのエッセンスがちりばめられたサウンドは、時にストンプを交えながら観客を躍らせ、時に哀愁帯びたメロディとその歌声に会場中が酔いしれた。来月リリースされる3年ぶりのニューアルバムから披露された「PERSONA NON GRATA」他、8曲を披露。「あいにくの雨だけど、心の中は晴れています」とステージ上で話したTétéの歌声は、その曇天を突き抜けるかのように、どこまでもしなやかで優しく響き渡った。

黄色いドレスを身にまといステージに登場したのは、2009年以来2度目の京都音博出演となった矢野顕子である。ピアノの弾き語りというスタイルで臨んだ矢野は、代表曲「春咲小紅」「ひとつだけ」の他、くるり「ばらの花」、そして谷村新司作詞作曲による名曲「いい日旅立ち」のカバーなど、その類まれなるピアノアレンジと、唯一無二の美声を場内に響き渡らせた。終盤では岸田が登場し、二人の共作で2006年に発表された「PRESTO」を共演。今年音楽活動40周年をむかえた日本を代表するミュージシャンが紅一点として、記念すべき10回目の京都音博に花を添えた。

そして時刻は15:15、京都音博初登場となるMr.Childrenがステージへ。国民的ロックバンドの登場と同時に沸き起こった歓声が鳴りやまない中、冒頭から「名もなき詩」「Tomorrow never knows」といったシングルナンバーで会場を一気に沸騰させる。中盤で桜井和寿(Vo)は「錚々たるメンツが並ぶ、この京都音博にようやく出演することができました」と初出演を喜び、最新作『REFLECTION』からも「Melody」「足音~Be Strong」を披露。圧倒的なポップネスとオリジナリティを持つ新旧織り交ぜたセットリストで、会場を魅了した。

続いて、雨脚がこの日一番に強まった時間に登場したのは岸田、佐藤、そしてMr.Childrenから桜井だ。ステージに現れた3人が披露したスペシャルコラボは、1996年にMr.Childrenが発表したアルバム『深海』より「シーラカンス」。桜井のシャウトまじりの歌声は、地面をたたきつけるような雨に負けじと高らかに鳴り、それに呼応するかのように、岸田のボーカルとギター、佐藤のベースもうねりを上げ、力強いグルーヴが印象的なシーンとなった。

17:30。この日の最後のアクトとしてQURULI featuring Flip Philipp and Ambassade Orchesterが出演する予定だったが、天候悪化のためイベントはここで終了となった。だがその後、19:45、京都音楽博覧会Twitterアカウントで「くるり音博からの緊急配信」が告知されたのである。記念すべき10回目の音博でステージングを披露できなかった彼らによる簡易ライブの生中継がLINE LIVEでおこなわれた。

20:15になると、LINE LIVEの画面にはQURULI featuring Flip Philipp and Ambassade Orchesterの面々が登場。披露された楽曲は「JUBILEE」をはじめ4曲。視聴者からは、くるりのこの粋な行動に大きな反響が寄せられた。そして音博のラストナンバーとも言うべき「宿はなし」を、岸田、佐藤の2人が弾き語りで演奏したのであった。急な告知にもかかわらず、視聴者は27,000人を数え、10回目の京都音博はメモリアルかつスペシャルな形で幕を閉じた。

撮影:久保憲司

【セットリスト】
■くるり with森信行
M1 東京
M2 虹
M3 尼崎の魚
M4 夜行列車と烏瓜
M5 さよならストレンジャー

■Tété
M1 LA REALITE
M2 L’AIR DE RIEN
M3 L’ENVIE & LE DEDAIN
M4 WHEN SHIT HITS THE FAN
M5 N’ETRE QUE SOI
M6 PERSONA NON GRATA
M7 MADELEINE BAS DE LAINE
M8 A LA FAVEUR DE L’AUTOMNE

■矢野顕子
M1 春咲小紅
M2 ばらの花
M3 ISETAN-TAN-TAN
M4 いい日旅立ち
M5 ひとつだけ
M6 PRESTO (with 岸田 繁)

■Mr. Children
M1 名もなき詩
M2 Tomorrow never knows
M3 Melody
M4 PIANO MAN
M5 ランニングハイ
M6 しるし
M7 足音~Be Strong
M8 僕らの音

■桜井和寿&くるり
M1 シーラカンス

~天候悪化のためイベント終了~

■QURULI featuring Flip Philipp and Ambassade Orchester ※LINE LIVE中継
M1 JUBILEE
M2 さよなら春の日
M3 デルタ
M4 ブレーメン
M5 宿はなし(くるり)

最終更新:9/20(火) 23:59

BARKS

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