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実業家・野村洋三氏の功績知って 大野町で講演会

岐阜新聞Web 9月20日(火)8時56分配信

 明治から昭和にかけて横浜を拠点に活躍した岐阜県揖斐郡大野町出身の実業家・野村洋三(1870~1965年)の功績について知る講演会が、同町黒野の町総合町民センターで開かれ、野村の孫らが講演した。
 野村は同町公郷生まれ。横浜で外国人向けの古美術店「サムライ商会」を設立。東洋美術を通じて日本人の持つ感性や精神を海外に紹介し、“太平洋の懸け橋”として成功を収めた。
 関東大震災では、焼失した自身の店を顧みず被災した横浜の復興に大きく寄与。その後、横浜を代表するホテルの一つ「ホテルニューグランド」の会長、横浜商工会議所会頭などを歴任した。
 講演会は、住民有志でつくる「野村洋三顕彰会準備委員会」などが初めて開催。元早稲田大副総長の村上義紀さん、野村の孫の弘光さん、揖斐川町出身で京都産業大名誉教授の所功さんの3人が講演し、約300人が参加した。
 弘光さんは、野村の人柄、同じ実業家として親交の深かった岐阜市柳津町出身の原三渓とのエピソードを当時の写真とともに紹介。また、20代で出会った新渡戸稲造から武士道精神を教わったことに触れ、「サムライ商会の理念に大きな影響を与える出会いだったに違いない」と語った。

岐阜新聞社

最終更新:9月20日(火)9時11分

岐阜新聞Web