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岡山・新見でどぶろくの仕込み 立ち込める甘酸っぱい香り

山陽新聞デジタル 9月20日(火)8時10分配信

新見市新見の船川八幡宮で19日、400年以上の伝統を持つどぶろく仕込み(市重要無形民俗文化財)が本格的に始まった。10月15日に同八幡宮を発着点に繰り広げられる御神幸武器行列(土下座祭り)などで参拝客に振る舞われる。

 白衣姿の木山運嗣(ときつぐ)宮司(54)ら5人が境内の酒造殿で作業。事前に造っておいた酒母、市内産の蒸し米や水などを、しめ縄で飾ったタンク(高さ、直径とも約90センチ)に投入し、かいを使って何度もかき混ぜると、部屋中に独特の甘酸っぱい香りが立ち込めた。

 タンク内の温度を発酵に適した23~24度に保ち、24日に水や米などを追加して10月上旬までに約280リットルが出来上がる予定。

 木山宮司は「今年は気温が高めで、管理に手がかかりそうだが、米の出来は良く、おいしいどぶろくを造りたい」と話している。

 同八幡宮によると、どぶろく造りは室町時代末期に始まったとされ、神社による神酒醸造の風習が伝わるのは全国でも珍しいという。

最終更新:9月20日(火)8時10分

山陽新聞デジタル