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犬や猫用のペットフード、人が食べても大丈夫? 先生教えて

sippo 9月20日(火)11時10分配信

子ども 昨日おかあさんがおやつの用意を忘れて、晩ご飯までおなかぺこぺこだったよ。

先生 あらあら、つらかったわね。

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子ども それでポチのところ見たらドッグフードがあって、クッキーみたいでおいしいかもって思ったの。今度、食べてみようかな。

先生 おもしろい発想ね。それでは真面目に考えてみましょう。犬や猫のペットフードにはどんなものがあるかしら。

子ども さっき言ったクッキーみたいなのと、缶詰かな。

先生 そうね。主にドライとウェットという2タイプに分かれるわ。原材料を乾燥させて混ぜたのが水分10%以下のドライ、缶やアルミパウチに入れて殺菌したのが水分75%ぐらいのウェットね。水分が中間のものや間食用の製品もあるけど、総合栄養食という主食になるのはペットフードはドライかウェットが多い。飼い主は保存のしやすさやペットの好みを考えて選べるわ。

子ども 人みたいにご飯とおかずじゃなくて1種類でいいの。

先生 総合栄養食の原材料は、トウモロコシなんかの穀物や肉、魚なの。三大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂肪がすべて含まれていて、ビタミンなんかも加えているから、基本的にはそれだけを食べて栄養がまかなえるの。安全についてもペットフード安全法で、添加物の基準値や有害物質の禁止、問題があった時にどこの原材料を使ったか、さかのぼれるように記録することが定められているのよ。

子ども 栄養満点で安全って、すごい食べ物だね。じゃあ明日食べてみようっと。

先生 ちょっと待って。私たちと犬、猫が必要としている栄養の割合は違うの。もともと肉食だった犬や猫は、人よりもたんぱく質が多く必要なのよ。ペットフードは種類に合わせて配合が考えられているのよ。

子ども 人にとって栄養バランスが良くなくても、食べる分にはいいんじゃないの。

先生 犬や猫は人と違って汗をほとんどかかないから、塩分をあまり必要としないの。1日に必要なのは人の3分の1ぐらいで、ペットフードは塩分も考えて作られているわ。もしペットフードを食べるなら、例えば味付けしていない肉や野菜を食べることを想像してみて。

子ども うーん、あまりおいしくなさそう。食べるの止めようっと。

先生 そのぐらいの薄味が犬や猫にはちょうどいいの。反対に、人と同じハムやお菓子なんかをペットにあげるのは塩分や糖分のとりすぎになって、心臓や腎臓に悪いのよ。

子ども 人とペットそれぞれ食べ物を分けてる方が、お互い気持ちよく健康になれるんだね。

sippo(朝日新聞社)

最終更新:9月20日(火)16時36分

sippo