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神戸製鋼、今年度の銅条販売15%増に

鉄鋼新聞 9/20(火) 6:00配信

 神戸製鋼所の銅条販売が好調だ。今年度の販売量は月間4600トンを超えて、前年度比約15%増となる見通し。年度当初の目標値を月100トン程度上振ぶれする水準。半導体向けのリードフレーム材の販売が車載分野で伸びていることが貢献。併せて車載の端子材の需要も堅調となっている。現在生産は煩忙で受注残を抱える状況。銅板ユニット長の磯野誠昭執行役員が銅条の主力生産拠点である長府製造所(山口県下関市)で説明した。

 今年度の販売目標は当初、月間4500トンで前年度比約1割増を計画。昨年度軟調だった半導体向けが最終製品まで含めた在庫調整が一服するとみて改善するほか、端子材料も堅調になると見ていた。
 車載半導体関連の営業を積極化し、当初見込み以上の受注を獲得したことから上期(4~9月)は予算以上の水準となる見込み。下期(10~3月)についても高水準な販売が続く見通しとなっている。
 今期以降も自動車の高性能化による電子部品の増加や、世界的な生産台数の拡大を受けて車載の銅板条の増加を見込んでいる。同社では自動車向けの拡大に対応するため、8月にめっきラインを増設している。
 今後について磯野所長は「生産負荷が高い明細が増えており、月間4600~4700トンの生産で全体の能力が厳しくなってくる。今後は20年度までの現中期計画の中で、どのように生産キャパを高めるかが課題になってくる」と話している。

最終更新:9/20(火) 6:00

鉄鋼新聞