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高島活性化探るシンポ開催

長崎新聞 9月20日(火)9時21分配信

 長崎市高島町の高島炭鉱の閉山30周年を記念したシンポジウム「高島炭砿の軌跡とこれから」(NPO法人長崎アイランズアクト3主催)が19日、長崎市内で開かれた。専門家や住民、行政のパネリストが意見交換し、活性化策を探った。

 高島炭鉱は明治時代初めに蒸気機関を導入した国内初の近代炭鉱で、昨年世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産。閉山後の高島は人口流出が続き、最盛期の約1万8千人から現在約400人まで減っている。

 シンポジウムには島内外の市民ら約150人が参加。産業革命遺産の世界遺産登録に尽力した内閣官房参与の加藤康子(こうこ)さんが基調講演し、「高島でスマートフォンをかざすと炭鉱稼働時の風景や人が見えるようにしてはどうか」と提案。「古里をバーチャル(仮想現実)で復活させれば、島を訪ねる人も増えるのではないか」と述べた。

 パネル討論では、長崎近代化遺産研究会長の宮川雅一さんら5人のパネリストが参加。高島町自治連合会長の松尾保さんは島内の9割が市有地になっていることに触れ、「生活は不便ではなく、移住を考える人もいると思う。市は土地価格をもっと示すなど土地活用を真剣に考えてほしい」と注文した。

長崎新聞社

最終更新:9月20日(火)9時21分

長崎新聞