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外国の方に聞きました「あなたの母国の好きな“ことわざ”」

TOKYO FM+ 9月20日(火)12時40分配信

東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、様々な人々に声をかけ、1つのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。
9月5日のテーマは「自国の好きなことわざ! 外国人編」でした。10人に1人が外国人という街、新宿区。その新宿区が行った区内在住の外国人の方へのアンケートを見てみると、地域の中で行ってみたい活動の1位が、「母語を日本人に教えたい」というもの。今回はそんな外国人の皆さんに、人生の教訓である「ことわざ」を教えてもらいました。


「自国の好きなことわざ! 外国人編」

◆トリニダード・トバゴ出身のご夫婦
公用語は英語。
“Peter pays for paul, and paul pays for all.”
「ピーターがポールのために支払うとポールはすべてのために支払います、という意味。“One for all, All for one.”と同じです。僕の国では、大変な時にこの言葉を使います。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!」

◆インドネシア出身の男性
公用語はインドネシア語です。
“Di mana bumi dipijak, di situ langit dijunjung.”
「どこにいても、そこのルールをちゃんと守る、という意味です。だから日本に来る前に、ちゃんと日本のことを勉強してから来ました」

日本語で言うと「郷に入れば郷に従え」でしょうか。こういう気持ちを持って日本に来てくれているのですね。

◆ドイツ出身の男性
“Ohne FleiB kein Preis.”
「努力なしでは成功はない、です。日本で暮らしながら、この言葉をよく思い出します。家族と話す時も使います」

◆イギリス出身の男性
“When it rains, it pours.”
「雨が降る時は土砂降り、です。長い間待っていたものがずっと来なくて、しかし、それが来た時はいっぱい来る! 例えば、彼女がずっといなかった男の子に彼女ができると、その瞬間から急にモテるようになる、みたいな。欲しい時には来ない、待っていない時に来る。雨が降る時は大雨!」

◆中国出身の女性
“不見不散(ブーツェンブーサン)”
「“来るまで待っている”という言葉です。親族や恋人に対して言う言葉。会うまで離れない、みたいな意味かな」


【先人の知恵は世界共通】
知らない国の言葉なのに、日本語にも当てはまるものが必ずと言っていいほどあるのは面白いですね。友達は大事だということ、努力の大切さ……。国民性はあれど、どの国も大切にしている言葉、先人たちの生きる知恵は、あまり変わらない。そう思うと、なんだか心がほっこりします。

【ことわざを知ると、世界がぎゅっと小さくなる】
パーソナリティの堀内貴之は今回の東京の声を聴き、こんなコメントをしていました。
「ことわざは、下手したら何千年の歴史がありますから、重みがありますよね。皆さんが言っていたシチュエーション、例えば学校で良く言っていた言葉ですとか、家族と話していますとかの中で、僕たちにとってもわかるものだった時、世界はひとつでみんな同じなんだと思える。昔の人も今の人も同じなんだとも思いますし、世界がぎゅっと小さくなるような気がします。ことわざ、好きだなぁ~」

2020年の東京オリンピックに向け、日本のいいところを知ってもらうことも大切ですが、もっと他国のことを知る努力も必要なはず。
色々な国の歴史ある言葉、知ればきっと新しい発見があるに違いありません。

(TOKYO FMの番組「シンクロのシティ」2016年9月5日放送より)

文/岡本清香

最終更新:9月20日(火)12時47分

TOKYO FM+