ここから本文です

苫小牧・樽前沖でヨシキリザメ2・3メートル 強烈な引き…30分格闘

苫小牧民報 9月20日(火)15時36分配信

 苫小牧市の樽前沖で19日、全長2・3メートルのヨシキリザメが釣り上げられた。流線型の細長い体に大きなひれ、口に鋭い歯が並ぶ大迫力の姿に釣り人も驚いた。

 釣ったのは、市内新明町の会社経営石黒照海さん(62)。同日午前4時45分ごろ、所有するプレジャーボート「キナンボウ」に友人3人と一緒に乗り、イカを釣るため勇払マリーナを出港、午前5時半ごろ樽前沖水深120メートルの海域に到着した。

 イカ釣りを続けていた午前10時ごろ、海面付近でサメの姿を確認。特大の針にワイヤとロープを結んだ自作の仕掛けに、生きたサバを付けて海中に投入し、さおもリールも使わない手釣りでサメを狙った。しばらくすると強烈な引きがあり、海中を大暴れするサメと格闘。30分後、ようやく釣り上げた。

 石黒さんは船釣り暦40年のキャリア。4年ほど前から苫小牧近海でサメを見掛けるようになったという。「激しい引きでとても疲れた。フカヒレやステーキにして食べます」と思わぬ釣果に喜んだ。

 ヨシキリザメは、国内では太平洋側の温暖な海域に広く生息する。平均的な全長は2・5~3メートルで、大きなものは4メートルほどに。宮城県気仙沼港で多く水揚げされ、高級食材フカヒレの原料として珍重されている。近年、苫小牧近海でも見掛けられるようになり、昨年9月には秋サケ漁の定置網に掛かり、今年8月には毛ガニ漁のカニ籠に頭を突っ込んでいた。海水温の上昇が生息域の拡大をもたらしているとの指摘もある。

最終更新:9月20日(火)15時36分

苫小牧民報