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ホークス中村晃、崖っぷち同点打 9回2死から首位陥落阻止

西日本スポーツ 9月20日(火)10時10分配信

 崖っぷちからはい上がった。1点を追う9回2死一、二塁。札幌の日本ハムは既にロッテを下していた。あと1死で首位陥落の局面を、中村晃が打開した。クローザー平野の低め151キロ。はじき返して、二遊間の真ん中を破った。「みんなでつないだチャンス。気持ちで打ちました」。外野は前進守備。守備固めの中堅駿太からの返球を、はじかれたように駆けだしていた二走今宮が上回った。

芸術的バックトスを決める本多

 この打席、中村晃は初球の低め、ボールになるフォークを空振りしている。ある程度は球を見た上で打っていくタイプながら「いいピッチャーなんで。初球からいかないと」と、真っすぐのタイミングで打ちにいっていた。一方で2球目、追い込みにきたフォークは冷静に見極め。「アウトになれば負け。アウトにならないように」。果たしてカウント1-1からの3球目ストレートを仕留めた。

 「よく打ってくれた。ギリギリの場面で。抑えの平野から打って、彼にとっても大きな一打」。工藤監督もうなった。オリックス先発西の、このカード5連勝も消滅。7回を100球で投げきられながらも、4、6回に奪った小刻みな1点が、最後に意味を持った。「粘り強く1点ずつ取ってくれて。苦手だからと終わらないで。みんなで何とかしようという気持ちが出ていた」。夏場から散々やられてきた右腕に対し、束になった結果を評価した。

 中村晃は守っても延長10回、先頭安達の左翼線寄りの打球を処理し、反転して中継の今宮へ返球。二塁アウトにつなげピンチを未然に防いだ。21日から天王山の2連戦。初戦の先発とみられる投手・大谷に対し、今季8打数で3二塁打を含む5安打、チームトップの対戦打率6割2分5厘の数字が残る。だからといって優位と思ってもいない。「いつも通りです」。それこそが強み。だからこそ、突破口になると期待したくなる。 

=2016/09/20付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:9月20日(火)11時29分

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