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三菱自会長が岡山県知事に陳謝 燃費値再計測「不適切対応あった」

山陽新聞デジタル 9/20(火) 23:54配信

三菱自動車(東京)の益子修会長兼社長は20日、岡山県庁を訪れ、伊原木隆太知事と会談した。水島製作所(倉敷市)で製造する軽自動車4車種の燃費データ改ざんが発覚した後も、燃費値の再計測で不正を続けていたことについて「不適切な対応があった。心配と迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝。信頼回復へ向け、再発防止を徹底する姿勢を示した。

 非公開で約20分行われた会談では、益子会長が再計測の経緯について「社内が混乱していた時期で、6月に刷新した新経営陣が再発防止策をまとめる前だった」と説明。地元の協力部品メーカーへの補償を順次進めていることを報告した。伊原木知事は「正すべきところはしっかり正して、消費者への信頼を回復してほしい」と申し入れたという。

 取材に対し、益子会長は「販売・生産台数を維持し、増やすことが地元経済への貢献につながる」とし、水島製作所の生産体制について「販売が落ちるとの見方もあるなど環境は厳しいが、昼夜2交代制への移行を何とか模索していきたい」と述べた。

 益子会長は協力メーカーが多く立地する倉敷、総社市も訪問。伊東香織倉敷市長は「地域経済に与える影響の大きさを勘案し、企業体質を改善して前に進んでほしい」、片岡聡一総社市長は「市内の部品メーカーへの補償を適切に対応していただいていると聞き、安心できた」と話した。

 三菱自は燃費不正が発覚した4月20日から2カ月半、水島での軽自動車生産と販売を停止。直ちに現行9車種の燃費を再測定したが、都合の良いデータを取る不正があったことが判明し、国が再発防止策の見直しを求めている。

最終更新:9/20(火) 23:54

山陽新聞デジタル