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台風16号通過 九州南部で記録的大雨、3人がけが

西日本新聞 9月20日(火)12時15分配信

 強い台風16号は20日、鹿児島県に上陸後、九州南部を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら宮崎県沖に抜けた。台風の発達した雨雲の影響で鹿児島、宮崎の広い範囲で激しい雨となり、宮崎県日向市では24時間雨量として、平年の9月1カ月分の約1・6倍となる578ミリ(観測史上最大)を記録。気象庁は土砂災害や河川の増水、氾濫などへの警戒を呼びかけている。

【画像】台風の強風で横転したトラック

 気象庁によると、1時間雨量は鹿児島県枕崎市で115ミリを記録。同県霧島市で96ミリ▽鹿児島市で95ミリ▽宮崎市で110・5ミリ-といずれも観測史上最大の雨量を観測した。20日午前8時半までの24時間雨量も宮崎県延岡市で445・5ミリ、宮崎市で362ミリで観測史上最大となった。

 気象庁は20日未明、鹿児島市や宮崎市など九州南部に「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表。宮崎県都城市を流れる大淀川などが一時、氾濫危険水位を超えたほか、冠水などの影響で国道220号などが一部、通行止めになった。

 宮崎県延岡市や同県日向市などで家屋への浸水が相次ぎ、午前7時現在、同県で1万8462世帯38104人に避難指示、16万4704世帯35万6482人に避難勧告が出された。鹿児島県では曽於市などの1万8731世帯3万8328人に避難勧告が出された。

 最大瞬間風速は、鹿児島県枕崎市で44・5メートル▽指宿市で42・8メートル▽肝付町で42・4メートルを観測。宮崎市で40・1メートル▽宮崎県日南市で36・1メートル▽串間市で36メートル-を観測。鹿児島県南九州市では家屋が突風で倒れ、70代女性が足に軽傷を負ったほか、同県鹿屋市の70代男性と宮崎県日南市の30代女性が、割れたガラスで足を切るけがをした。

 気象庁によると、台風16号は午前11時現在、四国の南海上にあり、時速35キロで北東に進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル。

西日本新聞社

最終更新:9月20日(火)13時54分

西日本新聞

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