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「自分が育てているみたい」SB2軍戦の観客動員10万人突破 “距離が近い”新ファーム好評

西日本新聞 9月20日(火)16時36分配信

 今年3月、福岡県筑後市にオープンしたプロ野球福岡ソフトバンクホークスのファーム(2、3軍)本拠地「HAWKSベースボールパーク筑後」が盛況だ。施設内のタマホームスタジアム筑後で行われる2軍公式戦の観客動員は、球団の予想を上回る10万人を突破。気軽にサインをもらえるなど選手との距離が近いとファンからも好評で、1軍クラスの大物選手の出場も人気を後押ししている。

【画像】ホークスベースボールパークってどこにあるの?

 10日にあったウエスタン・リーグのオリックス戦。先発投手に「松坂大輔」の名がアナウンスされると、満員の3113人で埋まったスタンドから大歓声が沸き起こった。この日を含めて今年10試合ほど観戦しているという同県みやま市のファン(68)は「(選手を)自分が育てているみたいな感じになる。サインももらえて、うれしい」と、1軍戦では味わえない身近さに大満足の様子だ。

 球団によると、今季は11日までに2軍戦52試合を行い、10万8763人を動員。1試合平均2092人、満員も12試合あった。ホークス筑後事業推進室の柴田三郎室長は「最低8万人という見立てだったが、最終的には12万人くらいになりそう。地域の人の思い入れを感じる」と驚く。土日祝日の試合ではサイン会などのイベントを開催し、ファンとの交流に力を入れる。

 好調のもう一つの要因は有名選手の出場だ。プロ12球団で最も選手層が厚いホークス。「平成の怪物」と呼ばれた松坂投手は昨年手術したこともあり、現在は2軍を主戦場としている。今季の開幕投手を務めた摂津正投手ら、実績のある選手も2軍で調整する時期があった。「関心が高い投手が投げる時は来場者も増えている」と柴田室長。練習日でも100人ほどのファンが訪れるという。

 新本拠地で若手選手も鍛えられ、ウエスタン・リーグでは16日、5年連続11度目(南海時代を含む)の優勝を決めた。同球場で行われる2軍のホームゲームは23~25日の阪神戦を残すのみ。最後まで盛り上がりは続きそうだ。

西日本新聞社

最終更新:9月20日(火)16時36分

西日本新聞