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寝たきりの母親殺害、長女に猶予判決 地裁、心神耗弱を認定

埼玉新聞 9/20(火) 23:24配信

 昨年10月、埼玉県川口市の自宅で寝たきりの母親=当時(67)=の首を絞めて殺害したとして殺人の罪に問われた川口市元郷4丁目、長女(41)の裁判員裁判の判決公判が20日、さいたま地裁で開かれた。守下実裁判長は「心神耗弱だった」として、長女に懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役5年)を言い渡した。

 判決で守下裁判長は「犯行当時、自殺未遂をするほどうつ病が悪化しており、心神耗弱の状態だった」と認定した。

 検察側は長女の完全責任能力を、弁護側は心神喪失だったとして無罪をそれぞれ主張し、刑事責任能力の有無が争点になっていた。

 守下裁判長は「うつ病が犯行に与えた影響は圧倒的なものとは言えない」としたものの、「うつ病の影響で判断能力と制御能力が著しく低下していた」と述べた。その上で、長女が反省している点などを踏まえ、保護観察付き執行猶予が相当とした。

 判決などによると、昨年10月25日、川口市の自宅で、同居する母親の首を絞め、窒息により死亡させた。

最終更新:9/20(火) 23:24

埼玉新聞