ここから本文です

韓米日、北への「制裁強化」合唱の中でも優先する関心事は「3人3色」

ハンギョレ新聞 9月20日(火)17時3分配信

18日、ニューヨークで韓米日の外相が会議後「共同声明」発表 ユン・ビョンセ長官、最も長く発言したが「対話」言及なし ケリー長官、対北朝鮮の対話の意志を長く具体的に説明 岸田外相「日米韓3カ国の関係強化、未来志向の日韓関係」強調

 韓国、米国、日本の外交長官は「実際に核を使用する能力開発のための、加速化し、体系的で、前例のない北朝鮮の活動に対応し、北朝鮮にこれまでにない強力な制裁を課した国連安全保障理事会(安保理)決議2270号のあらゆる義務および公約に関連するすべての国家の完全かつ効果的な履行を確保するための共同協力策を模索した」と明らかにした。

 韓国外交部のユン・ビョンセ長官と米国のジョン・ケリー国務長官、日本の岸田文雄外相は18日(現地時間)午後、ニューヨークで第71回国連総会への出席をきっかけに開かれた3カ国外相会議後に発表した「共同声明」でこのように強調した。3カ国の外交長官は共同声明で「追加の対北朝鮮制裁のため、現在安保理で進めている重要な努力について議論し、北朝鮮の不法活動を含め、特に核・ミサイルプログラムの資金源をさらに制限するために可能な自国の独自措置についても検討した」と明らかにした。さらに、「組織的で、広範囲で、重大な北朝鮮の人権侵害について国際社会の関心を高めるための努力を継続することで合意した」と強調した。国連安保理レベルの新しい対北朝鮮制裁決議採択と3カ国の2国間レベルでの独自制裁強化などのために協力するという共同宣言だ。

 3カ国の外交長官の共同声明発表は、2010年以降初めてだ。しかし6年ぶりの共同声明の採択は、3カ国の共同認識の基盤が前よりも広くなったという証拠ではないようだ。共同声明の文案と、3カ国の外交長官が会議後に共同記者会見での発言を比較してみると、3カ国の間に相当な食い違いがある。

 ユン長官は会見で「今対話することは、北朝鮮にとって時間稼ぎになるだけ」という朴槿恵(パククネ)大統領の強硬な認識(12日の与野党代表の大統領府会合)に従い、「制裁強化」を雄弁に語った。一方、岸田外相は「安保分野を含めた3カ国の関係強化と未来志向的な日韓関係」を強調した。ケリー長官は「拡張抑止」公約の再確認を通じた韓日両国の核武装世論に対する牽制とともに、北朝鮮との対話の意志を強調した。各国の優先する関心事に焦点を合わせた「3人3色」と言える。

 ユン長官は会見で「北朝鮮は核兵器化の最後の段階に来ている」とし、国連安保理の強力かつ迅速な新決議の採択と国際社会の団結した強力なメッセージの発信を求めた。ユン長官は3カ国の外交長官の中で最も長い会見発言にもかかわらず、対話と交渉を一切口にしなかった。岸田外相も北朝鮮の5回目の核実験などに対応し「今までとまったく違う国際社会の行動が必要だ」と強調した。

 一方、ケリー長官は会見で米国の韓日防衛公約の堅固さを先に強調し「無謀な独裁者」(金正恩委員長)に対抗し核拡散を阻止すると宣言した後、北朝鮮との対話の意志を長く具体的に説明した。ケリー長官は「共同声明」でも「米国の韓日防衛公約が確固として維持されており、ここにはあらゆる範疇の核および在来式防御の力量に基盤を置いた拡張抑止を提供するという公約が含まれるという点を再確認した」と明らかにした。

イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9月20日(火)17時3分

ハンギョレ新聞

豊洲へなぜ市場移転 経緯と課題

築地から市場が移転される豊洲で、都が土壌汚染対策をしていなかったことが発覚。そもそもなぜ豊洲に移転するのか、経緯と課題を知る。