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市田議長が架空請求 富山市議会政活費不正 きょう辞職願

北日本新聞 9/20(火) 1:10配信

 富山市議会議長で自民会派所属の市田龍一氏(61)=通算5期、豊田本町=が政務活動費を不正に受け取っていたことが19日、分かった。市田氏は取材に対し、20日に辞職願を出すと述べた。会派などによると、2015年にプロジェクターやパソコンの購入費を架空・水増し請求し、不正額は計29万6804円。店には今月上旬になって隠ぺい工作を頼んでいた。

 一連の政活費の不正で辞職、辞意表明した市議は9人目で、うち自民会派が7人。問題は議会トップが辞意表明する事態にまで発展した。

 市田氏は19日午後7時半ごろ、自宅前で報道各社の取材に「あした(20日)午前9時に辞職願を出し、取材に応じる。あした聞いてほしい。きちんと説明する。逃げも隠れもしない」とだけ語った。

 市田氏が不正を働いたのは、市内のオフィス用品店での取引。店によると、15年2月にプロジェクターとスクリーンを計14万1804円で買ったとして請求したが、購入した事実はなかった。同5月には8万5千円のパソコンを15万5千円に水増しして請求した。

 店の社長は「自民会派と10年ぐらい付き合いがあり、領収書の偽造を頼まれると断れなかった」と話した。市田氏から今月上旬、「口外しないでほしい」と隠ぺい工作を頼む趣旨の電話があったことも明かした。

 辞職願は金厚有豊副議長に提出する。9月定例会最終日の21日に許可される見通し。

 市田氏はことし3月に議長に就任。9月7日に議長として会派内の不正の報告を受けた際には「チェックしきれなかった自民のずさんな会計に驚いている」と述べていた。

 自民会派の市議5人の政活費計74万5千円が、会派の中川勇元市議が持っていた白紙の領収書を使って引き出された問題で、自身の口座から現金が引き出されていた1人。「まったく知らない」と不正への関与を否定している。

北日本新聞社

最終更新:9/20(火) 1:10

北日本新聞