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認知症理解広げたい 全国リレー9月23日には県内5ルート

北日本新聞 9/20(火) 22:16配信

 認知症の人が安心して暮らせる地域を目指して全国をリレーする「RUN(ラン)伴(とも)」が23日、県内で行われる。新潟からたすきを受け取り、県内5ルートを認知症の人や家族、支援者ら約150人が走り、石川につなぐ。認知症サポートの輪を広げようと、富山市の介護施設でゴールテープや横断幕を手作りするなど精力的に準備を進めている。

 RUN伴は、NPO法人「認知症フレンドシップクラブ」(東京)が2011年に始めた。第1回は北海道のみで実施したが、毎年、走行距離を伸ばし、6年目のことしは北海道を6月にスタートし、沖縄で11月にゴールする。富山での開催は昨年に続き2回目。

 県内の医療や介護関係者が実行委員となり、新川、富山、高岡・射水、氷見、砺波・南砺の5ルートを設定。認知症の人や家族、介護施設職員、市民ランナーらが参加し、計約130キロを走ったり歩いたりする。協力する企業や施設、公園などを中継点とし、たすきにランナーの名前を書き込んでリレーする。車や電車も利用し、5ルートの総移動距離は約230キロとなる。

 富山市天正寺の小規模多機能型居宅介護「射水万葉会天正寺サポートセンター」では、利用者や職員がゴールテープや横断幕、たすきを作製。認知症サポーターのシンボルカラーであるオレンジ色の着物や帯を再利用し、文字の形のフェルトを貼り付けた。管理者の荒山浩子さんは「利用者の皆さんは得意分野で作業している。イベントがあると刺激にもなる」と喜ぶ。当日は職員2人と職員の認知症の家族が走る予定で、応援の機運も高まっている。

 実行委員の余西知彦さん(富山市)は「認知症を隠す傾向があるが、もっと認知症の人が地域に出られるよう理解してもらいたい」と話す。

 当日はそろいのオレンジ色のTシャツで走り、3ルートは高岡駅でゴールとなる。

北日本新聞社

最終更新:9/20(火) 22:16

北日本新聞