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からくり人形面を寄贈、つつじが丘の山崎さん 南砺・城端曳山会館に

北國新聞社 9/20(火) 2:54配信

 つつじが丘の主婦山崎節子さんは、南砺市の城端曳山会館を訪れ、曳山の御神像などを制作した江戸中期の人形彫刻師荒木和助(1734―1806)作のからくり人形面2点を寄贈した。同館では、城端や曳山にちなむとても貴重な作品として常設展示している。

 荒木は陶芸、絵画、彫刻など多方面に才能を発揮した名工で、六つある城端曳山の御神像のうち、五つを作り、残る一つの修復にも携わったほか、からくり人形も制作した。人形面は箱書きから1771(明和8)年以降の作とみられる。全長が約20センチと実際のからくり人形より一回り小さいことから、試作品と考えられる。

 寄贈作品は山崎さんの祖父野村満花城(まんかじょう)さん(1888―1968)のコレクションの一つだった。満花城さんは、城端では茶道や骨董(こっとう)、郷土史など多彩な文化活動に業績を残した文化人として知られる。

 姉の主婦油尾明子さん=鳴和1丁目=とともに訪れた山崎さんは「いずれは祖父がお世話になった城端に返そうと思っていた」と話した。山下茂樹館長は「荒木和助の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」と寄贈に感謝した。

北國新聞社

最終更新:9/20(火) 2:54

北國新聞社