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がん患者も運動を/青森県立中央病院が教室

Web東奥 9月20日(火)11時22分配信

 青森県立中央病院(青森市)は本年度、がん患者や経験者のための運動教室を開催している。医療関係者は「適度な運動は、病気の予防になる」と説明し、参加者は「運動することで気持ちがすっきりする」と語る。
 8月29日夕、県病大会議室で開かれた第2回運動教室には、がん経験者や県病がん相談支援センターの医療スタッフら約10人が参加した。
 栄養士による食事ワンポイントアドバイスの後、天井に向かって大きく手を振り上げたり、スクワットしたり、足踏みしたり、その人に合ったレベルで無理なく約1時間、体を動かした。
 講師は「運動は楽しく」がモットーの健康運動指導士の西村司さん(臨床検査技師)。参加者を上手に励まし、場を和ませた。
 40代の女性は「気持ちがすっきりした。これなら続けられそう」。70代の女性は「体力が落ちていたことが分かった。筋トレは大事」と息を弾ませた。
 県病初企画となる運動教室は本年度4回開催。第1回の5月30日には患者5人が参加。8月の第2回に続き、11月7日と3月21日にも予定している。
 がん相談支援センタースタッフで認定がん専門相談員の成田富美子看護師は「がんの治療を受けた人は運動してはならないとの誤解があるが、回復した人は普通に運動していい。運動の仕方が分からないのであれば、センターに相談してほしい」と話す。西村さんらスタッフも「体力レベルに合わせ、無理しないで少しずつやれば、病気の予防につながる」と話す。吉田茂昭病院事業管理者は「教室は、元気な患者さんが対象であり、万が一何かあってもがん認定看護師が配置されているため問題ない。もっと広く周知していきたい」と語った。
 教室は無料で、県病以外の患者でも参加できる。申し込みは県病がん相談支援センター(電話017-726-8435)へ。

東奥日報社

最終更新:9月20日(火)11時22分

Web東奥