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ヘッジファンド苦境の中、ブレバン・ハワードなどアジアで事業拡充

Bloomberg 9月20日(火)9時15分配信

世界有数のヘッジファンドの一部がアジアで事業を拡充している。同業界が利益と投資家の確保に苦心する中、これらのファンドは成長に向けた新分野の開拓を目指している。

シンガポール会計企業規制庁によれば、ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントとキャクストン・アソシエーツ、バリアスニー・アセット・マネジメントは今年、シンガポールで法人組織を保有する。世界金融危機以降、投資家が大半の資金を引き揚げたため、2.9兆ドル(約295兆円)規模の世界のヘッジファンド業界は今年、過度な手数料徴収とリターン低迷で批判を浴びている。アジアのヘッジファンドも資金引き揚げを免れないが、中国の政府系ファンドなど一部の投資家は先進国のファンドを上回るリターンを見込み、アジアのファンドへの投資を増やす可能性がある。

チャータード・オルタナティブ・インベストメント・アナリスト・アソシエーションのシンガポール支部のプリンシパル、ピーター・ダグラス氏は、各国の中央銀行が量的緩和策を打ち出す中、「世界のヘッジファンド業界は独自のリターンを上げるのが困難な状況に陥っている」と指摘。日本を含むアジアの国々で中銀による介入が強まっているものの、「アジアでは他の主要地域と比較して若干高いリターンを上げる可能性を高めるために必要な十分な非効率性と成長基盤がある」と述べた。

ユーリカヘッジによれば、アジアのヘッジファンドの運用成績は2012年から毎年、世界のファンドを上回った。アジアのファンドの15年までの4年間のリターンは年間9.5%、世界のファンドは5.7%だった。アジアのファンドの運用成績は今年、世界のファンドを下回っている。原題:Brevan Howard, Caxton Expand in Asia Amid Global Hedge Fund Woes(抜粋)

Klaus Wille, Bei Hu

最終更新:9月20日(火)9時15分

Bloomberg