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中国不動産バブルのリスク高まる-「問題はいつ破裂するか」との声も

Bloomberg 9月20日(火)11時18分配信

中国当局は主要都市の住宅価格上昇の勢いを抑制しようと試みているが、成果が上がっている兆候はほとんど見られず、国内経済を不安定化させる恐れのある住宅バブル懸念が強まっている。

政府統計に基づいてブルームバーグが算出したところ、8月の新築住宅価格は前月比1.2%上昇と、約6年ぶりの大きな値上がり。国家統計局が継続調査する主要70都市のうち、新築住宅価格が前月比で上昇したのは64都市と、7月の51都市から増加した。上海では前月比4.4%上昇と記録的な伸びとなり、前年同月比では31%上昇。北京では前年同月比24%値上がりした。

市当局はこの半年ほど、住宅の急激な値上がり抑制に取り組んできたが、そうした中での価格上昇は株式や海外不動産に代わる運用先を求める投資家の需要を抑え込むのに当局の措置がほとんど役に立っていないことを示唆している。中央政府にとって与信を圧縮して経済成長を妨げることなく、こうした状況にどう対処するか、難しい局面となり得る。

調査会社アジアアナリティカのマネジングディレクター、ポーリン・ルーン氏(香港在勤)は14日のリポートで、「中国経済が突然急激に落ち込むより差し迫ったリスクは、不動産市場バブルの破裂懸念とバブルそのものから生じている」と分析し、「投資家にとって真の問題はいつ何をきっかけにバブルがはじけるかということだ」と指摘した。 原題:China’s Failing Property Curbs Risk Bubble That May Hurt Economy(抜粋)

Miao Han, Emma Dong

最終更新:9月20日(火)11時18分

Bloomberg