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タカタ株4カ月ぶり下落率-出資者候補から法的整理も選択肢に浮上

Bloomberg 9月20日(火)11時38分配信

エアバッグの大規模リコール問題を抱えるタカタの株価が約4カ月ぶりの下落率となった。出資者(スポンサー)候補を絞り込んで経営再建を目指していく方針だが、法的整理も選択肢として浮上している。

タカタ株は連休明けの20日に一時、前営業日比15%安の361円と、5月6日以来の日中下落率となった。タカタの再建手続きについては、ブルームバーグが16日夜、10月までにスポンサー候補を2陣営程度に絞りこんだ上で、最終選考に向け各陣営と具体的な再生手続きの検討を進める見通しと報道していた。タカタ広報担当者はコメントを控えた。

事情に詳しい複数の関係者によると、入札参加者としては米KKR、米カーライル・グループ、米ベインキャピタルのほか、米自動車部品大手のキー・セーフティ・システムズ(KSS)、タカタにインフレータ(膨張装置)を供給しているダイセルなど複数の投資ファンドや自動車部品メーカーが挙がっていた。

入札参加を検討していた企業のうち少なくとも3社は、法的整理の適用を選択肢に挙げており、今後タカタ側と協議するとしている。複数の参加企業は今後生じる負債や訴訟などの法的責任への懸念から、より透明性の高い法的整理も検討したいとしている。

タカタ製エアバッグのインフレータについては、異常破裂する恐れがあり、根本原因が不明のまま自動車メーカーが予防的に搭載車をリコールするケースが拡大している。自動車メーカーが負担しているリコール費用は今後、タカタに分担を求めることになる。また、異常破裂で死傷も出ており、被害者側からの訴訟も懸念材料の一つとなっている。

タカタが2月に設置した外部専門家委員会は財務アドバイザーに米ラザードを起用し、スポンサーを募っていた。ラザード、カーライル、KKR、ダイセルの広報担当はいずれもコメントを控えた。KSSとベインにコメントを求めたが得られなかった。

最終更新:9月20日(火)11時38分

Bloomberg