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台風16号、静岡県内も被害 1人けが、倒木も

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月21日(水)6時39分配信

 鹿児島県に上陸した台風16号は20日午後1時半ごろ、和歌山県に再上陸した。勢力を弱めながら東日本の太平洋沿岸を東に進み、夕方から夜にかけて静岡県に接近し、同日夜、静岡県の直前で温帯低気圧に変わった。県内は広範囲で一時的に風雨が強まり、最大時間雨量は伊豆市天城山35ミリ、富士市31・5ミリ、最大瞬間風速は磐田市21・3メートル、南伊豆町石廊崎と松崎町で18・8メートルを観測した。県警によると、掛川市子隣では菊川市在住の男性(66)が強風で転倒し、顔などに軽傷を負った。県西部では倒木も相次ぎ、磐田市で2件、浜松市中区で1件の被害が出た。磐田市見付の県道では高さ5メートルほどの街路樹が倒れ、歩道をふさいだ。

 全国各地で記録的な大雨を観測し、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に警戒するよう呼び掛けた。

 愛知県清須市では20日、道路が冠水し、水没した車から見つかった女性が意識不明の状態。長野県と兵庫県の川では、愛知県の男性(66)と6歳男児がそれぞれ流され行方不明となった。西日本の各地で住宅が倒壊したり、強風で転倒したりするなど、けが人は30人以上に上った。宮崎県では河川の氾濫などで冠水が相次いだ。近畿や中四国を中心に鉄道の運休や遅れが相次いだほか、空の便も200便以上が欠航した。

 兵庫県洲本市では20日、1時間に95・0ミリの猛烈な雨を観測。奈良県曽爾村では、この地点の9月の観測史上最多となる1時間雨量54・5ミリを記録した。気象レーダーの解析では、鹿児島、宮崎、徳島、香川各県内で100ミリ以上の雨が降ったとみられる。

静岡新聞社

最終更新:9月21日(水)6時39分

@S[アットエス] by 静岡新聞