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療育手帳、発達障害児への交付過去最多 兵庫

神戸新聞NEXT 9月21日(水)7時30分配信

 兵庫県内5カ所のこども家庭センター(神戸市を除く)による2015年度の発達障害児への療育手帳交付件数が870件に上り、14年度から102件(13%)増えて過去最多になったことが県のまとめで分かった。発達障害への理解が進み、早期療育のために福祉サービスを利用する動きが広がっていることが要因とみられるという。

 県が、中央(明石)、西宮、川西、姫路、豊岡の各こども家庭センターの相談援助活動状況を集計した。

 療育手帳は、知的障害者に発行される障害者手帳。交付を受ければ、一貫した指導相談や援助措置が受けやすくなる。

 県は06年度に発達障害児も交付対象に追加。同年度の交付は240件で、10年間で3・6倍に増えたことになる。県児童課は「保護者が進路の検討などに当たって、通所・入所支援や相談支援などを利用する傾向がある」としている。

 県こども家庭センター5カ所が15年度に受けた相談件数は1万3912件。14年度から1363件(11%)増え、過去10年では最多となった。うち発達障害を含む「知的障害相談」が8287件(前年度比803件増)と6割を占める。発達障害の相談の増加が、全体を押し上げている。

 「児童虐待相談」も、相談や通報意識の高まりなどから、2377件と14年度から531件増えた。このほか、「児童虐待を除く養護相談」1095件▽「性格行動相談」689件-と続いた。(斉藤正志)

最終更新:9月21日(水)7時47分

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