ここから本文です

異次元緩和の総括的検証結果 日銀・黒田総裁会見(全文2)物価2%は早期に

THE PAGE 9月21日(水)20時16分配信 (有料記事)

2%物価目標達成の具体的な道筋についてなど

時事通信:時事通信社のタカハシと申します。よろしくお願いいたします。まず政策の枠組みの変更によって、2%を達成できるのかっていう市場の懸念は残ると思います。どのような道筋を描いていらっしゃるのかをご説明いただきたいと思います。特に、適合的、(※判別できず)というようなお話もありましたけれども、賃上げなど、そういったものもあると思うんですけども、政府との連携、財政面なども含めてですけれども、その辺りのご所見をお伺いしたいのが1点。
 2点目ですけれども今回の一連の総括検証に関しては、市場との対話というものを重視されてきたと思います。ただし今回、新しく長期金利目標が加わることによって、いわゆる、政策間通話も複雑になると思うんですけれども、今後そういった対話という面について、どういった姿勢を取っていかれるのかをお伺いさせてください。

黒田:2%に達成に向けた道筋ということについては、2%達成のメカニズムという面では従来から申し上げていたように、一方で、実質金利の引き下げによって、景気を刺激し、失業率を引き下げる。あるいはGDPギャップを縮小するということを通じて、賃金や物価が上昇していくというメカニズムは、基本的に変わっておりません。むしろそういったメカニズムをより明確にしっかりとさせるためにも、今回のイールドカーブ・コントロールという形で適正なイールドカーブを実現し、経済に最も望ましい実質金利の引き下げを実現していくということとともに、先ほど申し上げたように、新しくオーバーシュート型コミットメントというものをすることによって、予想物価上昇率の引き上げをはかると。この両面で、従来の政策をさらに強化した枠組みにしたいということであります。

 なお、政府のさまざまな政策との関連については、この公表文の最後にも述べていますけれども、2013年1月の共同声明というのを引きながら、日本銀行はもちろん、この長短金利操作付き量的・質的金融緩和を推進して、2%の物価安定の目標をできるだけ早期に実現すると。政府の財政運営、成長力強化の枠、取り組みとの相乗的な効果によって、日本経済をデフレからの脱却と、持続的な成長に導くものと考えております。

 2番目のご質問の市場との対話。これは従来から常に心掛けてるところでありまして、さまざまなチャネルを通じて、市場との対話を続けております。今回の新しい枠組み、これは従来の量的・質的金融緩和、あるいは、マイナス金利付き量的・質的金融緩和といった政策枠組みを強化する形で、長短金利操作付き量的・質的金融緩和というものにしたわけでございますので当然、その内容等については、引き続き、市場との対話を強化し、その趣旨、効果を、よく理解してもらうように努めていきたいというふうに思っております。

日本経済新聞:すいません、日経新聞のイシカワといいます。2点お伺いします。1点目は、今の市場との対話とも関わるんですけれども、できるだけ早くという姿勢は変えないというふうにおっしゃいました。これまで決定会合が近づいて、特に展望レポート、2%達成時期を先送りするタイミングで、マーケットのほうで過度な金融緩和期待が高まって、それが金融市場を不安定化するという状況を招いてきたと思います。そういった状況を再び招いてしまう恐れがあるのではないか。何かそこで対話の工夫というものを考えてらっしゃるのか、というのが1点目の質問です。

※一部判別できない箇所がございますことをご了承くださいませ。本文:18,311文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

  • 通常価格:
    648円/月(初月無料)
  • 会員価格会員価格:
    540円/月(初月無料)

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上、ご購入ください。

Yahoo!プレミアム会員登録はこちら(月額498円)

最終更新:9月23日(金)12時9分

THE PAGE