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<台風16号>避難準備情報、休校…早めの備え定着 静岡

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月21日(水)6時59分配信

 20日夕方から夜にかけて静岡県に接近した台風16号への対応で、静岡県内の各市町や学校、防災関係者などは警戒態勢を取った。8月下旬から毎週のように日本列島を襲う台風に対し、「早めの避難」が定着しつつある様子がうかがえた。

 台風接近前に磐田、袋井、静岡など6市は計約15万世帯39万6千人に避難準備情報を出した。また、6市と別に浜松、伊東、伊豆の国など6市町も避難所を開設し、自主避難者を受け入れた。浜松市西区の雄踏文化センターに妻と2人で身を寄せた男性(73)=同区雄踏町=は、自宅を訪れた自治会役員の声掛けで避難を決めた。「九州の被害をニュース映像で見て、逃げた方がいいと思った。何もなくて良かった」と話した。

 沿岸部では高潮を警戒し、地元消防団員らが巡回を行った。御前崎市の御前崎港では警報発令を受け、地元消防団員が満潮時刻前に港内と一般道を仕切る陸閘(こう)を閉めた。

 教育機関も暴風警報が出る前に避難行動を取った。午後の授業を休校にするなどしたのは、県教委のまとめで県西部を中心に小学校43校、中学校19校、高校44校、特別支援学校15校の計121校に上った。磐田市は市内の小中学校すべてで午後2時までに児童生徒を下校させた。同市教委学校教育課の担当者は「状況を見極めて臨機応変に対応した。判断が難しい場合も、子どもの安全を第一に空振りを恐れず決断したい」と今後も続く台風シーズンを見据えた。

 

 ■静岡県内、交通に乱れも

 台風16号の接近で20日、県内の交通機関も大きく乱れた。JR東海静岡支社によると、東海道新幹線の運転見合わせで静岡駅発着の一部の列車に最大40分の遅れが出た。身延線と御殿場線は一部区間で運転を取りやめた。

 空の便では、フジドリームエアラインズの静岡―福岡、名古屋―出雲など計19便が欠航した。チャイナエアラインは、静岡と台北を結ぶ計2便が遅延し、翌日の出発になった。

静岡新聞社

最終更新:9月21日(水)6時59分

@S[アットエス] by 静岡新聞