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ドイツ過度に外需依存、国内市場強化必要=ECB専務理事

ロイター 9月21日(水)4時38分配信

[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事はドイツ経済について、外需に対する依存度が高過ぎるとの見解を示し、同国は現在のように良好な状況にある時に改革を進める必要があるとの考えを示した。

同専務理事は仏紙ロピニオンのインタビューに対し、「ドイツの経常黒字は対国内総生産(GDP)比率について約9%と、異例の水準にある」と指摘。「経済成長は過度に外需に依存しているが、ドイツには内需を底上げするための財政的な余力が存在している」と述べた。

そのうえで「こうした非常に良好な状況は必ずしも長続きするわけではない」とし、ドイツは将来的に自動車業界などで多くの課題に直面する可能性があることなどを挙げ、賃金の引き上げや投資促進、減税などを通して国内市場の強化に努める必要があるとの考えを示した。

ドイツの貿易黒字については、同国のショイブレ財務相がECBのマイナス金利政策によりユーロ相場が抑制されていることが原因と指摘。ECBが政策を変更しなければドイツは自国の政策を変更しないとの立場を示し、ECBと同国との間の立場の違いが表面化していた。

このところは緊張はやや緩和しているものの、ドイツがECBの異例の金融刺激策の大部分に異論を唱える状況は続いている。

最終更新:9月21日(水)4時38分

ロイター