ここから本文です

【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.34「WaterXfestの出演メンツがすごかった」

BARKS 9/25(日) 12:25配信

夏の間中週末はどこかでなにかしらフェスをやってるフィンランドでありますが、ここのところだんだんと自分好みのロックバンドが出演するフェスが少なくなってきて寂しかったのでありますが、ユヴァスキュラで開催されたWaterXfestの出演者を最初見たときうれしくて飛び上がった!ひゃぁーーーーー!こんなに好きなバンドが一堂に集まるフェスがあるなんて!ユヴァスキュラにはいったことがないけど、このフェスを見逃すわけにはいかない!ってわけで行ってきました。ヘルシンキからバスで3時間半!電車も通ってますが、格安バスを早めにチェックしたら行き7ユーロ(約810円)、帰りが9ユーロ(約1040円)とお得ではありませんか!(ちなみにフェス直前に値段をチェックしたら24ユーロと27ユーロに値上がりしてました。)前日ヘルシンキでReckless Loveのライブもあり、ヘルシンキに1泊した後バスでユヴァスキュラへ!午後1時前に到着。ホテルにチェックインした後すぐに会場へ!

◆【連載】Hiroのもいもいフィンランドまとめページ

このWaterXfest、フェス名にウォーターと付いてるのは日中水上バイクのフィンランド国内選手権が行われたため。その競技が終わったあと16時よりイブニングイベントとしてライブがスタート!フィンランドのオールスターバンドともいえるThe Local BandのAlexi Laihoを除く3メンバーはそれぞれのバンドでも出演!こちらがそのタイムテーブル!
10:30 オープン
11:30 - 16.00 水上バイク国内選手権競技、水上バイクショー
16:00 イブニングイベントスタート
16:00 SANTA CRUZ
17:15 RECKLESS LOVE
18:30 THE 69 EYES
19:45 STAM1NA
21:15 MICHAEL MONROE
22:45 THE LOCAL BAND
00:15 LOST SOCIETY
02:00 クロース

会場はすでに10時30分にオープンしていたため、熱心なファンは水上バイク競技には振り向かず早くからステージ前を確保していました。自分は2列目をゲット!普段は18歳以上のお酒が飲めるエリアは端にあるのですが、このフェスでは18歳以上エリアがステージ前大半にとられていて、18歳未満エリアは端っこのみの狭いエリアだったので、未成年者はちとかわいそうではありました。

夕方のライブイベントトップバッターはこの春Sebastian BachのUSツアーのサポートを果たしたフィンランドの若手ハードロックバンドSanta Cruz!フロントマンでギターとヴォーカルのArchie CruzとギターのJohnny Cruzのギターが炸裂するサウンドがとにかくかっこいい!途中ベースのMiddy CruzがIggy Popの「The Passenger」を歌うのがお決まりみたいなのですが、照れくさそうに歌うMiddyの低音ヴォイス渋かった。Santa Cruz今後がさらに楽しみな若手バンドです。そのSanta Cruzは11/19(土)東京 原宿ASTRO HALLで開催されるLOUD & METAL MANIA 2016 で初来日決定!このチャンスをお見逃しなく!このLOUD & METAL MANIA 2016には他にフィンランドからMokoma、スウェーデンからLancer、デンマークからThe Interbeingの出演が予定されています。

2番手はReckless Love!彼らは自分たちのサウンドをメリーメタルと呼んでますが、メタルというよりハードロックよりではないかと思っているのですが、曲がキャッチャーでききやすく、ライブがとにかく楽しい!フロントマンのOlli Hermanは笑顔で腰をふりふり、脚をあげたりと動きまくる。彼らのステージセッティングが予定以上に時間がかかってしまいお決まりのシャツを脱ぐ時間がなくなってしまったOlli。最後の最後に「俺が脱がないってことはないだろ。」とシャツを脱いだ後、もう1曲やってもいい?と主催者側に了解を得て最後はホットに「Hot」で終了!ちなみに「シャツ脱いで!」ってフィンランド語は「Paita Pois!」(パイタ ポイス!)なので、フィンランドのバンドのライブに行った時活用してみてください。

3番手は正反対にダークサウンドのヘルシンキヴァンパイアことThe 69 Eyes!ドラマーJussi69はThe Local Bandのドラマーでもありますが、前の週このThe Local Bandのヘルシンキ公演前に足が象のように腫れ医者に行ったものの原因がわからずドクターストップもかからなかったので体調不良のまま出演。ライブあと呼吸困難に陥り気を失い会場から救急車で病院の集中治療室に運ばれ1週間酸素マスクをつけ入院していたそうです。なんと肺など身体に15kgほど水分がたまっていたのだそうですが、いまだに原因がわからないようで、このフェスには大事をとって医者2人が同行。医者の許可を得て無事出演できたそうです。入院していたニュースを聞いた後だったので、ステージで元気な姿を見せてくれてほっとしました。The 69 Eyesはこの春11枚目のスタジオアルバム『Universal Monsters』を発売。時間が1時間ということもあってかこのフェスではこのニューアルバムからの曲は2曲だけ。これまでのヒット曲のオンパレードで観客を楽しませてくれました。

4番目に登場したのは今回のフェスで唯一歌詞がフィンランド語のメタルバンドStam1na!彼らの曲はラジオでよくかかっていて、やっぱり歌詞がフィンランド語というのは強い!ジャンルいろいろのフェスの出演バンドを見てるとフィンランドで今どんなバンドが人気なのかわかる感じなのですが、彼らはメタルフェスに限らずそういういろいろなジャンルが出演するフェスにも多く出演している人気バンド。1曲終わるごとに髪に水をふりかけヘドバンするもので、飛び散る水がライトに照らされてたのが印象的だった。オレンジ色に統一された衣装も独特で、さらに炎がバンバン上がりステージのメンバーも周りの観客もヘドバン!歌詞が現地の人には一緒に歌えるフィンランド語!熱く盛りあがってました。

5番目は永遠のロッケンローラーMichael Monroe!時間が押していたせいか、司会者が紹介し終わらないうちにステージに登場したMichael(笑)は元気いっぱいにステージを飛び跳ね動きまくり、ステージ横の鉄の柱をよじ登ったり、ステージ前のフェンスに身を乗り出しファンとふれあったり、脚180度開脚と思えばドラム台からジャンプ!息つく暇もないほどエネルギーに満ち溢れたパフォーマンス。最近のインタビューで、自分がネガティヴでいればネガティヴを引き寄せるし、ポジティブでいればポジティブを引き寄せるといってましたが、まさにポジティブパワーをステージからふりまいてたMichael!このフェスの翌日がベーシストのSami Yaffaの誕生日だったので、途中で皆でバースディソングを歌ってお祝いもしました。

6番手は最初の予定ではこのフェスのトリだったフィンランドのオールスターバンドThe Local Band!フェス直前に出番が一つ早くなってしまったのだけど、なんといってもこのフェスの目玉はやっぱりこのバンドだったと思います。バンド紹介の前に司会者がThe Local Bandの出演を取り付けるのはとっても苦労したと言ってました。このバンドJussi69(The 69 Eyes)とAlexi Laiho(Children Of Bodom)が以前からそのうち一緒に何かやろうぜという話をしていて、Olli Herman(Reckless Love)とArchie Cruz(Santa Cruz)に声をかけ、仲間たちで楽しくやろうぜと始めたバンド。最初1回限りのライブ予定だったのが、年に1回のワールドツアーになり、さらに年1回が2回になりこのフェスが6回目!彼らがプレイするのはオリジナル曲ではなく80年代ヒット曲のカヴァー。去年のLoud Parkで来日したのを観た方もいると思いますが、彼らのEP盤『Locals Only - Dark Edition』は日本盤も発売になってます。バンド結成の目的が楽しくやろうぜなので、80年代ヒット曲を楽しくプレイして観客も一緒に楽しく観れる!そんなライブ。楽しいに加えてこの日はビッグサプライズが!EP盤にも収録されているLittle Stevenのカヴァー曲「Out Of The Darkness」で俺も大好きな曲とMichael Monroeが飛び入り出演。これは直前までほんとに予定にはいってなかったそうです。突然のMichael出演に観客もメンバーも大喜びの1曲となりました。Skid Rowの「Monkey Business」はこの春Sebastian BachのUSツアーのサポートを務めたSanta CruzのArchieにマイクを譲りOlliは一休み。ベースはSanta CruzのJohnnyがプレイ。後半であった「Untouched」でもOlliは一休みでAlexiとArchieがヴォーカル。ギターにJohnnyが登場。Johnnyはほかの曲でもキーボードで参加。

ライブの最後のほうでJussi69がドラム台を降り前に出てきて、ステージ後方でみていたSami Yaffaを呼び出しハッピー・バースディを観客も一緒に皆で歌いお祝いすると、とっても照れていたSami。メンバー紹介の時5人目の正式メンバーとJohnnyを紹介。順番にメンバーを紹介していくのですが、YleX(ラジオ局)のMost Wanted Man 第3位のArchie Arttu Kuosmanen、筋肉No.1ヴォーカルのOlli Herman、それから「Alexi 誰?」と何度も観客に呼びかけ観客が「Laiho」と返す。崇拝するようにAlexi Laihoを紹介。Jussi69が入院中Alexiは何度もお見舞いに来てくれたんだそうです。最後に「俺たちは今日ここに君たちと一緒に楽しむためにいる。楽しんでくれてると願ってる。俺にとって最高の日になった。来てくれてありがとう!」と観客にむかって深々とお辞儀をしたJussi69にじーんときてしまいました。前の週に生死をかけ集中治療室で戦った彼のほんとの感謝の言葉だったと思います。仲間たちで楽しくやろうぜ!という彼らの精神はライブを観てると伝わってきます。すごく楽しそうに絡み合うメンバーを見てるとこちらまで楽しくなる。そんなライブ。彼らのライブが終わったのがちょうど深夜ぐらい。するとなんとしゅるしゅるしゅる~パンパンパンと花火が上がったではありませんか。あれ?ちょっとまてよ。まだこのあと最後のバンドがあったはず、、、なのになんだかこれで終了みたいな。う~ん、あれは日付が変わったとともにSami Yaffaのバースディ祝いの花火だったのでありましょうか?わかりませんが、午後1時ぐらいからずっと立ちっぱなしだったため、この花火で気が抜け一気に力尽きてしまいふらふらに、、、。

急きょこのフェスのトリになったのは地元ユヴァスキュラのスラッシュメタルバンドLost Society!このフェスでStam1naとこのLost Societyは系統が少し違ったのもあり、これで終了にも思えた花火の後出演というのもかわいそうな感じもしたのでありますが、前のほう陣取っていた観客はお目当てが終わって離れ観客層がガラッと入れ替わった感じ。真夜中過ぎてるし、みんなもうこの頃には酒がまわってふらふら。まわり酔っ払いであふれてる。そんな中頭をごつんと叩かれたりもして、その中で見る勇気も体力ももうなく最後は後ろのほうで遅すぎる(笑)晩御飯を食べながら座って聴いてました。観客は減ったものの最後はメタルファンで盛り上がってました。

体力マックスに使い、お酒飲んでもないのにホテルに帰る道中ふらふらしてましたが、とにかく楽しかった!9月といえばお天気が心配だったけど、この日はまずまずのお天気で夜もそれほど冷え込まず、ステージ前で時々噴射される炎が暖かかった。こんな豪華メンツがそろったフェス来年もどこかでやってほしいなぁ。余談ですが、翌朝ホテルの朝食のテーブルで相席となった少し年配のカップルが昨晩はうるさくなかったかと心配してくれてました。まさかそのうるさかったと思われるフェスに行っていたとは言えませんでした(笑)。

文:Hiro
写真:Hiromi Usenius

最終更新:9/25(日) 12:25

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

失うことで不完全さの中に美を見出した芸術家
画家のアリッサ・モンクスは、未知のもの、予想しえないもの、そして酷いものにでさえ、美とインスピレーションを見出します。彼女は詩的で個人的な語りで、自身が芸術家として、そして人間として成長する中で、人生、絵の具、キャンバスがどう関わりあってきたかを描きます。 [new]