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日本初の女子留学生5人 帰国後の人生

伊豆新聞 9月21日(水)14時43分配信

 伊東自然歴史案内人会は20日、伊東市渚町の伊東東郷記念館(旧・東郷平八郎別荘)でミニ講話会「日本最初の女子留学生物語」を開いた。案内人が岩倉具視欧米使節団と共に渡米した5人の女子留学生のうち、山川捨松、永井繁子、津田梅子の米国での生活や帰国後の人生について紹介した。捨松、繁子に関しては東郷元帥との関係にも触れた。

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 繁子は海軍大将瓜生外吉の妻で、別荘を同記念館のそばに構えるなど伊東とのつながりがあることからテーマに取り上げた。講師は高橋尊顕さん、米村邦臣さんが務めた。

 高橋さんは「日本の造船の父」ともいわれる八幡野出身の肥田浜五郎が使節団の一員として、女子留学生と一緒に渡米したことを紹介。その上で、捨松が帰国後に東郷元帥と同郷の陸軍軍人・政治家の大山巌と結婚、津田梅子の女子英学塾(現・津田塾大)設立を繁子と共に支えたことを説明し「3人は日本の新しい女性を育てたいという熱意をもって学校をつくった」と話した。

 米村さんは「繁子の兄は三井物産をつくった益田孝で、益田の声掛けで伊東にいろいろな人が別荘を建てた。その中の一人が瓜生外吉」と語り、瓜生が1916(大正5)年に購入した土地が現在、松川藤の広場に隣接する市有地であることを紹介した。

 【写説】案内人の講話に耳を傾ける来館者=渚町の伊東東郷記念館

最終更新:9月21日(水)14時43分

伊豆新聞