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米MLS移籍浮上の本田を悩ませる2つの難題

東スポWeb 9月21日(水)7時11分配信

 米メジャーリーグサッカー(MLS)移籍が浮上している日本代表FW本田圭佑(30)が難題に直面した。所属のACミラン(イタリア)との契約は今シーズン限りで満了。今季は出場機会も少なく、来年1月の移籍市場で放出される可能性が高い。移籍先の有力候補として米国が挙がるが、MLS特有の事情が大きな足かせになりそうで、本田サイドも苦悩しているという。

 今季はベンチが定位置の本田は、11日のウディネーゼ戦で途中出場して約20分プレー。ようやくリーグ戦に初出場したが、18日のサンプドリア戦では、またもや出番なしに終わり、苦しい現状が改めて浮き彫りになった。クラブとの契約は来年6月末までのため、今冬の移籍市場での退団が濃厚。そこで有力な移籍先に浮上しているのがMLSだ。

 欧州主要リーグでは本田に興味を示すクラブは少ないが、レベルの落ちるMLSならば活躍の場も期待でき、今夏も複数クラブからオファーがあった。本田もロサンゼルス・ギャラクシーやニューヨーク・シティーといった米国のビッグクラブへの移籍に前向きで、現地メディアの報道も過熱してきた。

 ところが最近、本田サイドとコンタクトを取ったJクラブ関係者によれば「いろいろ悩んでいるようだ」。というのも、MLS行きには大きな壁が立ちはだかるからだ。

 まず問題となるのは、各クラブの総年俸を制限するため採用されたサラリーキャップ制だ。年俸が“億超え”の大物選手を獲得するために制限のない「特別指定選手制度」があるものの、1チームにつき基本的には2枠しかない。枠のトレードや分配金制度の利用で最大4枠まで増やすことは可能だが、それでも間口は狭いと言える。

 J1クラブ強化担当者は「強豪クラブほど特別指定の枠は埋まっている。特にLAやニューヨークといった大都市クラブは世界的なスターを集めているし、本田クラスが入る余地はないのではないか」と指摘。実際に、ロサンゼルス・ギャラクシーには元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード(36)らが所属。ニューヨーク・シティーにも元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ(37)や元スペイン代表FWダビド・ビジャ(34)らビッグネームが名を連ねる。同制度の枠は、すでにパンパンだ。

 春秋制のシーズンもネックになる。MLSは3月開幕で10月にシーズン終了。来年1月に加入しても約2か月の空白期間が生まれてしまう。出場機会を求めて移籍するのに、さらに実戦の場から遠ざかる状況になる。となれば体調維持は難しくなり、日本代表の活動にも支障が出てくる。

“MLSの壁”は本田の決断にどう影響するのか。

最終更新:9月21日(水)7時11分

東スポWeb

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