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「強い揺れ、即避難を」 静岡、日本自然災害学会

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月21日(水)8時1分配信

 日本自然災害学会が20日、静岡市葵区の静岡県地震防災センターで始まった。22日まで。初日は約50人が地震や風水害の実証データをはじめ防災意識や技術の研究成果を発表した。

 津波浸水想定域内居住者の危険度認知についてまとめた静岡市危機管理総室の杉村晃一主査(43)は「強い揺れを感じたら即避難」という意識を持つ人が少ないことに危機感を示した。

 杉村氏によると、同想定域に住む75%が地震後の津波警報で避難すると回答した一方で、震度5強程度の揺れを感じたら避難すると回答した人は約24%にとどまった。「数分の差が生死を分けることもある」と啓発の必要性を強調した。

 京都大大学院地球環境学堂の奥村与志弘助教(35)は、熊本地震や東日本大震災などを比較調査し、最大避難者数が増加すると避難者に対する関連死の割合も増加する結果を示した。「南海トラフ地震では過去最大規模の避難者が想定される。関連死を出さないための検証と対策が重要になる」と指摘した。

 学術講演会は21日まで。22日にオープンフォーラム「『自然災害の避難学』構築を目指して」を開く。

静岡新聞社

最終更新:9月21日(水)8時1分

@S[アットエス] by 静岡新聞