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<政活費不正>山形県議辞職「制度改善を」

河北新報 9月21日(水)11時17分配信

 政務活動費(政活費)の不正支出疑惑が次々と明るみに出た山形県議会の阿部賢一議員(64)が20日、議員辞職願を提出したことで、議会内に大きな波紋が広がった。議員たちからは、不正支出への批判の声が上がる一方、信頼回復と透明性確保のため制度改善を求める意見も出た。

 阿部氏は所属する自民党会派に同日午前、会派離脱を申し出たばかり。その直後の辞職願に、党県連幹事長の金沢忠一県議は「県民に選ばれた重い責任を十分考慮し、自ら辞職の決断をしたと認識している。自民党議員として、これまで以上に責任ある行動を取っていく」とのコメントを出した。

 富山市議会では政活費の不正請求が常態化し、問題発覚から議員辞職が相次いでいる。民進党山形県連政調会長の石黒覚県議は「富山市で問題になっているさなかの出来事で、議員として重く受け止めている。真相はまだ分かっていないが、疑われるような支出をしないことが最低限のルールだと思う」と話した。

 山形県議会では、2011年度の政務調査費の支出を巡る返還請求訴訟で、係争中の現職県議もいる。

 共産党県委員会副委員長の渡辺ゆり子県議は「政務活動費の資料が情報開示の対象となり、領収書添付が義務付けられるなど改善は進んだが、まだ十分ではない。議会全体で透明性を担保できる仕組みを検討すべきだ」と強調した。

 阿部氏は吉村美栄子知事を支持する自民党県議の一人だった。くしくも吉村知事が3選を目指して立候補を表明した日の議員辞職表明に、知事を推す民進党の幹部は「せっかくの日に、水を差された感じだ」と漏らした。

最終更新:9月21日(水)11時17分

河北新報

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