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中国大陸の圧力か ICAO総会の招待状、いまだ台湾に届かず

中央社フォーカス台湾 9/21(水) 16:18配信

(台北 21日 中央社)カナダ・モントリオールで27日から開催される国連の専門機関「国際民間航空機関」(ICAO)総会の招待状が、20日現在も届いていないことが同日、李大維・外交部長(外相)の話で分かった。李部長は参加の可能性について「今後3日間が鍵」との考えを示した。

台湾は2013年の前回総会において、ゲストの立場とチャイニーズ・タイペイ(中華台北)の名称で、1971年の国連脱退以来の初参加を果たしている。当時は国民党の馬英九政権が中国大陸との融和路線を進めていた。

ただ、中国大陸は今年5月の民進党・蔡英文政権発足以来、台湾に対する圧力を強化。同月の世界保健機関(WHO)総会の招待状には、これまでなかった「一つの中国」の原則に関する文言が盛り込まれており、ICAO総会出席への影響が懸念されていた。蔡政権は同原則をめぐる「92年コンセンサス」を事実上拒んでいる。

一方、米下院外交委員長のエド・ロイス氏は20日、台湾の総会出席支持を改めて表明した。ロイス氏は2013年にオブザーバーでのICAO参加を後押しする共同決議案を提出している。

このほか、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)と賀陳旦・交通部長(交通相)が、ICAO総会に関する文章を日米のメディアにそれぞれ寄稿。参加を目指す台湾への支持を呼びかけた。

(劉冠廷、葉素萍、廖漢原、楊明珠/編集:杉野浩司)

最終更新:9/21(水) 16:18

中央社フォーカス台湾