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巨人“逆メークドラマ”現実味 3位転落 疲弊した主力休ませられず失速

夕刊フジ 9月21日(水)16時56分配信

 巨人はリーグ優勝を逃した後も1戦必勝の体勢を崩さないが、2位を確定するどころか3位転落が現実味を増してきた。

 20日・阪神戦(甲子園)は台風16号の接近のため中止。チームは暴風雨に足止めを食らう前に帰京した。14日から11連戦に入っていたが、18日の同カードに続く水入りで、過密日程がやや緩和された格好だ。

 クライマックスシリーズ(CS)での巻き返しに向け、阿部、村田ら出ずっぱりのベテランや、故障を抱える坂本らをリフレッシュさせたいところだ。だが10日に広島の優勝が決定した後も、高橋由伸監督(41)はファーストステージを東京ドームで開催するべく、2位確保までベストメンバーで臨む方針を貫いている。

 しかし緊張の糸が切れたチームは失速。最近5試合では1勝4敗と振るわず計7失策。記録に残らないボーンヘッドも目立ち、高橋監督は「敗戦につながる手痛いミスが出ている」と憂慮する。

 心身ともに疲弊した主力を起用し続けた結果、勝てない上に休養が与えられない悪循環だ。3位・横浜DeNAとは先月25日時点で7・5ゲーム差あったが、2・5差まで猛追されている。そのDeNAは球団初のCS進出を決めた。

 今季の対戦成績はここまで10勝12敗1分けと負け越し。23、24日には最後の直接対決が控える。この2試合を含めDeNAが残り4試合を全勝した場合、リーグでは勝敗が並んだケースは当該球団間の対戦勝率で順位を決めるため、巨人が2位を確保するには5勝2敗以上(引き分けは考慮せず)の成績が必要。厳しい数字といわざるを得ない。

 締めくくりで醜態をさらせば、高橋監督の就任1年目でAクラス確保という実績もかすんでしまう。24日に最後の先発に臨む“ハマの番長”に「逆メークドラマ」を演じられてしまうのか。 (笹森倫)

最終更新:9月21日(水)17時17分

夕刊フジ