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人気サッカー雑誌“エアインタビュー”騒動 編集長は猛反論 真相はいかに?

夕刊フジ 9月21日(水)16時56分配信

 人気サッカー雑誌が捏造(ねつぞう)インタビュー記事騒動で揺れている。ノンフィクション作家の田崎健太氏(48)が「取材していない海外有名選手のインタビュー記事を捏造する手法が日本国内のサッカー雑誌に横行している」と告発。名指しされた『ワールドサッカーキング』(フロムワン)の統括編集長、岩本義弘氏が20日に反論する騒ぎになっている。

 田崎氏は今年3月発売の雑誌『フットボール批評』やネットの『Yahoo!ニュース』で「サッカー雑誌の捏造記事を許すな」などと題する告発記事を掲載した。

 告発記事によると、日本国内で発売されているサッカー雑誌にはハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)、ジネディーヌ・ジダン(同監督)、リオネル・メッシ(バルセロナ)などの海外有名選手のインタビュー記事が掲載されることがあるが、実際にはインタビューが難しい選手ばかり。

 田崎氏が取材の事実があるかどうかを関係者に確認すると、取材されたかどうかが曖昧な記事が多いという。取材記者の署名がなかったり、署名があっても取材記者が実在しているかどうかも確認できない場合があり、「エアインタビュー」(インタビューをしたかのように記事を書く)であるという。

 この告発に対し、エアインタビュー疑惑を指摘された岩本編集長は、「田崎氏の指摘は全くの事実無根で“妄想記事”。現地記者を通じ、然るべき方法で監督や選手の取材を行っている」とネット上で反論した。

 岩本編集長の反論記事によると、メッシのインタビュー連載は、スペイン紙『マルカ』の記者が担当していたが、メッシ側から連載とりやめを要望されたので、インタビュー外のコメントを加えて構成したという。

 ジダン監督の記事はインタビュー取材でボリュームの足りないところを囲み取材や記者会見のジダン監督の言葉から補足。インタビュー記事として日本のメディアに掲載することを、ジダン監督の了承を得ているとした。ロドリゲスのインタビューも代理人の承認を得て、囲み取材の談話を一部つけ加えているという。

 国内サッカー関係者によると「ネットメディアでも曖昧な記事が垂れ流しになっており、トラブルになったケースもある」という。

最終更新:9月21日(水)17時16分

夕刊フジ