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爆買い鈍化、消費者は節約 百貨店・スーパー、8月も売上高マイナス

SankeiBiz 9月22日(木)8時15分配信

 個人消費の低迷などを受け、小売店の売り上げ不振が続いている。日本百貨店協会が21日発表した8月の既存店ベースの売上高は、“爆買い”の鈍化で訪日外国人向けが振るわず、前年同月比6.0%減と6カ月連続のマイナスだった。日本チェーンストア協会が同日発表した同月の全国スーパー売上高も2.9%減と、天候不順などが響き2カ月ぶりのマイナス。年明け以降の株価低迷などで、消費者の節約志向が強まっている。

 「デフレ環境にあるのも事実だ」。日本百貨店協会の近内哲也専務理事は、売り上げの低迷が続く理由の一つをこう説明する。8月の百貨店売上高のマイナス幅は、消費増税前の駆け込み需要の反動が出た2015年3月(19.7%減)以来の大きさだった。

 商品別では主力の衣料品が10.7%減と大きく落ち込んだ。株価低迷などに伴い、美術・宝飾・貴金属も10.7%減と2桁のマイナスだった。

 とくに不振が目立つのは、中国人が多数を占める訪日外国人向けの売上高で、8月は26.6%減と5カ月連続のマイナス。客数は5.9%増と増えているものの、売れ筋が高額品から化粧品などの消耗品に移行し、1人当たりの単価が下がった。

 一方、節約志向の高まりと、台風による天候不順が重なり、8月のスーパー売上高も減少。食料品はキャベツやレタスなどが不調で、1.2%のマイナス。秋物の売れ行きが鈍かった衣料品は、9.7%減だった。エアコンなどが不調だった住宅関連品も5.0%減少した。

 日本チェーンストア協会は売り上げの低迷について「少しでも安いモノを買う行動が、消費者に広がっている」と分析。9月も苦戦しているという。

最終更新:9月22日(木)8時15分

SankeiBiz