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神戸市が防災計画改定 強い地震、連続発生も想定

神戸新聞NEXT 9月21日(水)21時20分配信

 震度7が連続した熊本地震を受け、神戸市は災害時の行政対応などをまとめた市地域防災計画に、南海トラフ地震などの際「同規模の地震が数時間から数日間の時間差で発生する可能性がある」という想定を加えた。それに伴い、他項目にも新たな想定内容を明記した。改定案は21日、市幹部や学識経験者、住民らでつくる市防災会議で承認された。(若林幹夫)

 熊本地震では、震度7が2日間で2回観測され、強い余震も続いた。住宅倒壊の不安から避難者数が膨らみ、車中泊への対応なども課題となった。

 新しい想定は、被災建物の応急危険度判定を迅速に行う目的や、地震発生後の避難行動の警戒の項目に付け加え、被害拡大の防止に結びつける。さらに防災教育の啓発項目にも加えた。

 また、指定管理の公共施設が避難所となった際、開設・運営に市職員やボランティアのほかに指定管理者が携わるようにした。熊本地震の際、被災地では明確な取り決めがないまま、指定管理者が同様の活動をしていた例もあった。

 市危機管理室は「熊本地震の課題から優先的に取り組む内容を盛り込んだ。今後、車中泊の対応なども検討していく」とした。

 そのほか、帰宅困難者について、神戸市中央区で平日約20万人などとする想定と対策を追加。災害直後の緊急対応と継続する通常業務を定めた「業務継続計画」も加えた。

最終更新:9月21日(水)21時26分

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