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ミラン退団は既定路線 本田が見据えるMLS移籍と“その先”

日刊ゲンダイDIGITAL 9月21日(水)9時26分配信

 開幕4戦目も出番なしに終わった。

 イタリア・セリエAの名門ミランで不遇をかこっている日本代表FW本田圭佑(30)である。

 先週末に行われたセリエA第4節。ミランは敵地でサンプドリアと対戦した。第1、2節と90分間ベンチを温め、第3節後半途中に今季初出場を果たした本田だが、この日も4試合連続となるベンチスタートとなった。

 試合は0─0から後半40分、本田の主戦場・右サイドFWのレギュラーを勝ち取った新戦力MFスソが、相手DFからボールを奪ってゴール前に好クロスを配給。後半19分に交代出場したFWバッカのゴールが決勝点となり、ミランが今季2勝目をもぎ取った。

 決勝ゴールが決まった瞬間、ベンチを飛びだしてチームメートと喜びを分かち合った本田。しかし、すぐに沈痛な面持ちで試合に見入っていた。結局、サンプドリア戦も出番なし。あるスポーツ雑誌のインタビューに「ここ数年、窮屈なプレーに終始している」と心情を吐露していたが、ミランに在籍しても出場機会は限られ、「主力選手を休ませたいカップ戦に先発が回ってくる」という状況が続くのは間違いない。もっとも本田にしてみたら「すべてが織り込み済み」(サッカー記者)という。

「本田とミランとの契約は17年6月まで残っているが、移籍市場が解禁になる年明け1月に放出されることが内定。チームから『どのクラブと自由に移籍交渉を進めても構わない』と通達され、本田も今季は冷や飯を食らうことは分かっている。本田サイドには今季前に英プレミアリーグ、スペインリーグなど中堅クラブから問い合わせがあったが、本田には聞く耳がなかった。それは移籍先の本命を米国プロリーグMLSに照準を合わせ、積極的に動いているからです。すでにMLSの人気クラブであるLAギャラクシー(ロス)と折衝を重ねており、基本合意に達しているともっぱらです」(前出記者)

■プレーより経営に専念

 本田は昨年12月、ロスでサッカー教室を開催した際、現地記者に「世界でも発展しつつあるリーグ。ここには有名選手も多く来ている」と発言した。LAギャラクシーには、かつて元イングランド代表のMFベッカムも在籍。「LAギャラクシーのホンダ」は、それなりの注目度をもって迎え入れられ、「名門ミランの背番号10が米国に移籍する」ことにつきまとう都落ち感も少しは解消されるだろう。「本田のLAギャラクシー入りは通過点に過ぎない」とサッカー関係者が続ける。

「本田は、18年ロシアW杯の最後の試合直後に現役引退を発表し、国際派ビジネスマンに転身するプランを持っている。15年6月にはオーストリア3部ホルンを買収。今季2部で戦っている欧州クラブのオーナーの顔を持っている。それとは別にMLSのクラブを買収してオーナーに収まるという青写真を描いている。本田はこれまで12年5月に開校したサッカースクール主催のサッカー教室をベトナム、タイ、インドネシア、台湾などアジアを中心に開いてきたが、昨年末のロスでのサッカー教室は異例中の異例。それもこれもMLSのオーナーになることを視野に入れつつ、どのチームが売りに出ているのか、米国でのスポンサー企業集めはどうすればいいのか、そういった部分をシミュレートするためといわれている」

 本田の野望は、着々と進行している――。

最終更新:9月21日(水)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。