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東山の観光、歩きやすく 京都、歩道改良やバス停移設へ

京都新聞 9月21日(水)14時30分配信

 京都市は、観光客らで混雑している東山区内の東大路通の歩道やバス待ち環境改善に向け、今後の取り組みを素案にまとめた。歩きにくい道路の改良やバス停の移設といった内容で、一部は社会実験を行い効果を調べる。市は「多くの観光客が訪れる2020年の東京五輪・パラリンピックまでに改善したい」としている。
 東大路通の歩道は狭かったり、傾いて歩きにくかったりする場所がある。清水寺など近くに観光名所も多く、観光客らでバス停が混雑し、歩行者の通行に支障が出ているケースもある。
 三条通-七条通を対象とする素案では、歩道が斜めになっている場所では両端の高さを調整し、水平に近づけることを目指す。全てを是正するのは費用面などで難しく、測量を行い対象区間を絞る。
 歩行の支障となっている電柱は、歩道幅に余裕がある場所や公共施設に移設するほか、照明専用の柱は撤去して代わりに電柱に照明を取り付け、歩行空間を確保する。
 バス待ち環境改善では、清水道バス停(北行き)を広いスペースや屋根がある東山区役所前に移設する。馬町バス停(南行き)は近くのフォーシーズンズホテル京都前に移すとともに、歩行者には狭い歩道の代わりにホテル敷地内の遊歩道を通ってもらう。歩道に切り込む形の祇園バス停(北・南行き)では、歩道のスペースを広げる。
 東大路通の歩行者を分散させるため、通りの周辺にある複数の観光地を回るスタンプラリーも実施する。
 一部のバス停の移設やスタンプラリーは、観光客が多い11月に社会実験を行い、歩行者や車の交通状況を調査する。市は実験結果を踏まえ、住民らに意見を聞き、来年3月をめどに取り組み内容を決定する方針。

最終更新:9月21日(水)14時30分

京都新聞