ここから本文です

前泊不要で旅費3割減 LCCビジネスで行く海外出張の利点

日刊ゲンダイDIGITAL 9月21日(水)9時26分配信

 LCC(ロー・コスト・キャリアー)というと、機内サービスの廃止・縮小や設備の簡素化、ネット予約中止などの徹底したコスト削減で、航空大手より格安の料金が売り。格安のレジャーに使われるイメージがあったが、最近は違うらしい。

 旅行作家の下川裕治氏は「海外出張にLCCを利用する人が増えている印象がある」とした上で、こう言う。

「世界各地に就航するLCCが増え、早朝便や深夜便が充実。国内での仕事から出張に向かう時間的なロスを少なくしたい人には、使い勝手がいいのです。競争激化でサービス力を向上させる会社も出てきて、大手との差が縮まっているのもポイント。座席の狭さは、ビジネスを選べば大手のエコノミーよりはるかに快適。そんな要素が重なって、LCCビジネスでの出張が注目されているのです」

 商社マンは月1、2回、東南アジアや中国に出張する。あるとき、予定していた大手便に乗り遅れ、やむを得ずLCCに切り替えたという。

「乗り心地は全く問題ないどころか、本数の多い路線は大手よりLCCの方が便利だったと分かったのです。大手の便だと、出発の時間に合わせて1泊する必要がありましたが、LCCなら宿泊不要に。それで、出張旅費が3割ほど下がりました」

 別のLCCビジネスユーザーはこう言う。

「LCCビジネスの快適さは、大手に引けを取りません。機内食は無料、預けられる荷物も20キロまで無料。座席は座り心地もよく、毛布や枕を貸してもらえるので、現地に着くまでグッスリ。疲れをためずに、着いたらすぐにバッチリ仕事に取り掛かれるのです。今は、行きはLCCビジネス、帰りはLCCエコノミーを利用しています」

 次の出張からLCCのビジネスに変更するか。

最終更新:9月21日(水)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL