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【DeNA】三浦ルーキー時代監督の須藤豊氏「立派なチームの顔になった」

スポーツ報知 9月21日(水)8時58分配信

 DeNA・三浦が現役引退を表明した。大洋時代、入団1年目の監督だった須藤豊氏(79)が当時の思い出を語った。

 「奈良の高校生で、いいピッチャーがいる」。私が初めて三浦の名前を知ったのは、「オーソドックスな上手投げだが、縦の変化球(カーブ)が一級品。何とか指名したい」と、担当の高松(延次)スカウトから聞いた時だった。

 もう時効だから話すが、当時、三浦の関係者に「大学進学」とアピールさせて、一本釣りすることを考えた。その年のドラフトは、東北福祉大・斎藤隆、大経大・有働克也という大学生投手を上位で指名することが決まっており、何とか単独指名を―と考えてのことだった。しかし、他球団も甘くはない。ドラフト会議が近づくにつれ、三浦の名前があちらこちらで挙がるようになり、会議当日は気が気でなかったことを思い出す。

 三浦の功績は「立派なチームの顔になった」ということだ。私は、そのチームの代名詞となるような選手を育てることがプロ球団の使命の一つと思っているのだが、三浦は大洋、横浜、DeNAの「顔」として立派に務め上げた。長い期間、コンスタントに成績を残したからこその結果であり、あらためて敬意を表したい。

 今季、グラウンドで顔を合わす機会があった。その時は「まだやめるなよ」と彼には言ったのだが、「ホエールズ」のにおいのする選手がいなくなることは、本当に寂しい。(90~92年途中・大洋監督)

最終更新:9月21日(水)8時58分

スポーツ報知

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