ここから本文です

極彩色壁画、体感して 四神の館にマルチビジョン 奈良

産経新聞 9月21日(水)7時55分配信

 20日、報道関係者に公開された「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館」(明日香村)。壁画の実物展示(1階)とともに、地下1階には、壁画の高精度映像を映し出すマルチビジョンが設けられている。

 「四神の館」は、国営飛鳥歴史公園にキトラ古墳周辺地区(13・8ヘクタール)がオープンする24日に開館。地上1階、地下1階で、マルチビジョンはキトラ古墳(円墳)と同じ直径約14メートルの円周上の東西南北方向に置かれた4つの巨大画面を、中心から楽しむ方式となっている。東の画面には青龍(せいりゅう)、西の画面には白虎(びゃっこ)、南の画面には朱雀(すざく)、北の画面には玄武(げんぶ)の高精度の映像が同時に映し出される。

 拡大映像があることが特徴で、朱雀の場合は最大約百倍に拡大。「壁画が描かれた当時の筆のタッチもわかる」(国交省)という。また、壁画を赤外線を使って撮影した映像や、高松塚古墳壁画の映像も映し出される。

 館内にはキトラ古墳石室の実物大復元模型も展示されているほか、キトラ古墳壁画の中で最初に見つかった玄武の発見を伝える映像も見ることができる。

 国交省国営飛鳥歴史公園事務所では「マルチビジョンでは極彩色壁画の実物大の映像から、大きく拡大した倍率のちがう映像を楽しむことができ、極彩色壁画を体感してもらうことができると思う」としている。

 入館無料。壁画見学を除く問い合わせは、飛鳥管理センター(電)0744・54・2441。

最終更新:9月21日(水)7時55分

産経新聞