ここから本文です

表情で潜在意識下の投資趣向を判断?UBS 心理AIソフト実験

ZUU online 9月21日(水)16時40分配信

スイスのウェルス・マネージメント会社、UBSが、AI(人工知能)を屈指したソフトウェアのテスト運転中であることを明らかにした。

UBSは複数のソフト採用を検討しており、顧客の表情を読みとり、顧客本人が無意識のうちに抱いている投資リスクや願望を判断する「心理型ソフト」など、ライバル企業とはひと味違うユニークさでデジタル改革を進めている。

■ウェルス・マネージメント産業にも吹き荒れるデジタル改革

心理型ソフトでは顧客にファイナンシャル・プラニングに関する動画を観せ、表情の些細な変化から潜在意識に潜む矛盾点を浮き彫りにする。

例えば長期的な投資を望んでいる顧客でも、無意識のうちに短期的な投資に強い関心を抱いている場合があるかも知れない。

自分でも気がついていない投資に対する趣向を把握できれば、より的確で堅硬な投資をするうえで役立つだろう。

心理型ソフトはそうした「潜在意識下の可能性」を明確にすることで、慌ただしい日常生活を送る顧客の時間や手間を、大幅に縮小してくれるというわけだ。

興味深いソフトではあるが、実際の採用については今後のテスト結果次第になるという

UBSはAI技術を人材確保に活かすソフトも試しており、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーを含む米大手銀行同様、就職希望者の特質(「チームワークに向いているか」「向上心や根気が強いか」など)をテクノロジーに判断させ、雇用の効率化を図ろうとしている。

ウェルス・マネージメント産業におけるデジタル化は、予想をはるかに上回る速度で進んでいる。ロボアド登場当初のように、「人間のアドバイザーの仕事がロボットに奪われる」といった懸念は薄まったかも知れないが、人間とロボットと共存は確実に定着しつつある。

顧客層がテクノロジー世代というわれるミレニアルに移行し始め、ロボアドは勿論、ブロックチェーン、ビックデータ、クラウド、IoT(モノのインターネット)などが多様な産業に進出した近年、ウェルス・マネージメントにとってもデジタル化は避けて通れない転換期となりそうだ。(FinTech online編集部)

最終更新:9月21日(水)16時40分

ZUU online