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<宗教対話集会>3日間の日程終了 平和の呼びかけに署名

毎日新聞 9月21日(水)10時58分配信

 【アッシジ(イタリア中部)福島良典】「戦争のない世界」を目指してイタリア中部アッシジで3日間の日程で開かれた宗教対話集会は20日、参加した各宗教指導者がテロや暴力を非難する「平和の呼びかけ」に署名し、閉幕した。

 フランシスコ・ローマ法王は閉幕式で「神の名が暴力を正当化することはあり得ない。平和だけが聖なるものであり、戦争は違う」と強調し、各自が「平和構築者」になるよう呼びかけた。

 各宗教指導者は署名前、「平和の呼びかけ」を子供たちに託した。「呼びかけ」は「テロ、暴力、戦争を正当化しようとする者は神の道を歩んでいない」と指弾。世界各国の政治指導者らに貧困、不正義、不平等、人命軽視などの「紛争の原因」を取り除くよう要請している。

 今年5月にシリア北部の激戦地アレッポからイタリアに脱出した難民のタマル・ミカリさん(38)は閉幕式で「戦争前のシリアはさまざまな文化、言語、宗教のモザイク社会で、キリスト教徒とイスラム教徒の区別はなかった」と振り返り、和平の早期実現を訴えた。

最終更新:9月21日(水)11時32分

毎日新聞